内容説明
仙石氏復興の名城を考察し、真田時代の痕跡を解明する!築城当時の面影を残す本丸堀・金箔瓦、尼ヶ淵の石垣、江戸時代から現存する西櫓、新出の絵図など、遺構・資料から近世・近代に至るまでの軌跡をたどり、ありし日の姿をよみがえらせる!
目次
第1部 遺構・遺物からみた上田城(真田氏の山城群―小県の城郭を訪ねて;上田築城―第一次上田合戦をめぐって;瓦の変遷―真田・仙石・松平氏時代を中心に ほか)
第2部 発掘調査の成果(本丸・二の丸の発掘調査;三の丸の発掘調査―藩主居館・中屋敷を中心に;石切丁場の分布調査)
第3部 上田城研究の進展(上田城用地と「城下囲」西部の村々;新資料にみる上田城と城下町絵図―真田の上田城絵図と明治廃城後の城下町絵図;信濃国上田城下町の足軽長屋―松平伊賀守支配期 ほか)
著者等紹介
和根崎剛[ワネザキツヨシ]
1969年生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。現在、上田市教育委員会生涯学習・文化財課文化財保護担当係長。2007年度から史跡上田城跡整備事業を担当し、「保存管理計画」策定と「整備基本計画」改訂等を行い、発掘調査および尼ヶ淵崩落防止工事等に従事してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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