内容説明
徳川家康が生まれた三河の拠点城郭は、中世から近世へと移行するなかでどう変化したのか。菅生曲輪・石垣・清海堀などの現存遺構、絵図・地形・城下町の考察から実態を浮き彫りにし、史跡保存の方向性にも切り込む!
目次
第1部 構造と縄張り(岡崎城の構造とその展開―中世から近世へ;中世岡崎城の形成と構造;岡崎市明大寺地区の城館と寺社―城館遺構とその周辺の考察;岡崎城大手の変遷と城下街路;近世初頭における岡崎城縄張りの変遷―天守及び廊下橋周辺の検討から ほか)
第2部 進展した岡崎城研究(岡崎城の発掘調査;絵図にみる岡崎城;地籍図からみた岡崎城と岡崎城下町;近世岡崎城下のくらし素描―旧岡崎藩領の御田扇祭りを例にして;文化財としての岡崎城 ほか)