中世武士選書
南部信直―戦国の北奥羽を制した計略家

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864032209
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

津軽為信・九戸政実の叛乱や秀吉による奥州攻めなど、数々の苦難を切り抜け、近世盛岡の基礎を築いた実力者の波乱に富んだ生きざまを描く!

目次

第1章 中世の北奥と南部氏の系譜(北奥の行政構造;二流に分かれた南部氏の系譜 ほか)
第2章 南部氏の台頭(八戸南部氏が急速に衰頽したのはなぜか;安東氏を蝦夷島に逐う ほか)
第3章 信直による南部藩の創設(信直暗殺未遂事件と家督継承時期の謎;南部家督をめぐる石川高信と九戸政実の争い ほか)
第4章 天下への道(緊迫する領内情勢;田中清六を通じて秀吉に贈り物を献上 ほか)
第5章 信直の内政(新たな居城不来方城の建設;秀吉の許可はいつ得られたのか ほか)

著者等紹介

森嘉兵衛[モリカヘエ]
1903年、盛岡市に生まれる。1929年、法政大学経済学部を卒業。1949年、岩手大学教授。1969年、同大名誉教授。その間、1951年に東北大学より経済学博士号を授与される。1981年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サケ太

18
南部信直、という人物について書かれている面白い書籍。中世大名の世界である奥羽において、近世大名へ見事に転身した信直。南部氏がその勢力を確定させていった戦いの中でも、蠣崎蔵人や安東氏の戦いは興味深い。北海道が近いだけあり、その地が関連してくるとワクワクしてしまう。個人的に、何故か信直が好きなので最後まで興味深く読めた。やはり、大浦(津軽)為信や九戸信栄などの厄介な存在相手にここまで勢力を保たせてきた政治家としての力量を感じる。下げられる晴政は仕方がないにしても、勢力拡大は評価してほしい(仕方がないけど)。2022/12/08

BIN

8
40年ほど前に人物往来社から出版されたものの再刊らしいので最新情報ではない(はず)。南部信直までの南部のことで1/3くらいあります。津軽為信や九戸政実に比べると地味で印象薄いですが、やはり薄いままですね。それよりも蝦夷勢を率いて反乱を起こした蛎崎蔵人や秀吉に迅速に取り入った戸沢盛安の方が印象深い(特に戸沢氏も詳しく書かれてる)。信直については補佐の八戸政秀や北信愛の有能さと娘に対する筆まめさだけが印象に残った。それにしても義理の父である南部晴政については2度も無能と書かれている(しょうがない面もあるが)。2018/11/04

やなせトモロヲ

1
★★★☆☆2022/08/18

MNK2

0
南部氏をとりまく情勢や晴政との確執など興味深く読めた。2017/08/31

Ryuji Saito

0
2017年49冊目2017/05/10

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