内容説明
現在、国内の鉄道路線の約7割が電気鉄道となり、世界有数の輸送力を誇る電気鉄道ネットワークを形成しています。本書では、電気鉄道の専門家である著者が、変電所やき電区分所に設置される「セクション」、架線の伸縮を調整する機械的区分装置「ジョイント」について詳述。機器や電気回路については写真や図面を用いてわかりやすく解説を心がけています。電気鉄道の入門書として、鉄道ファン、鉄道関係者の皆様に強くお勧めしたい1冊です。
目次
第1章 電気方式による電気鉄道の分類(直流き電方式と交流き電方式;日本の電気方式 ほか)
第2章 直流き電方式(直流き電回路の構成(基本構成)
電車線の引留とセクション ほか)
第3章 交流き電方式(交流き電回路の構成;各種交流き電方式 ほか)
第4章 直流電気鉄道と交流電気鉄道の境界(交直区分用セクションの考え方;セクション冒進時の保護方式とセクション長 ほか)
第5章 海外の電気鉄道とセクション(海外の電気鉄道;高速列車とパンタグラフ ほか)
著者等紹介
持永芳文[モチナガヨシフミ]
1946(昭和21)年、佐賀県生まれ。1967(昭和42)年に日本国有鉄道入社。電気鉄道の技術者として勤務し、1998(平成10)年に財団法人鉄道総合技術研究所電力技術開発推進部長、2009(平成21)年に株式会社ジェイアール総研電気システム専務取締役、2015(平成27)年同社顧問を歴任。後進の指導にも力を入れており、1993(平成5)年からは東京理科大学の講師となり電気鉄道工学や電気機器学などを担当。2009(平成21)年からは「工学院大学オープンカレッジ鉄道講座」講師も務める。1994(平成6)年には東京理科大学の博士(工学)となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまほら
-
- 和書
- 腹部CTの系統診断