目次
総論 足利持氏論
第1部 公方専制体制の構造と展開(足利持氏専制の周辺―関東奉公衆一色氏を通して;十五世紀前半における武州南一揆の政治的動向;足利持氏専制の特質―武蔵国を中心として;鎌倉公方足利持氏期の鎌倉府と東国寺社―鹿島社造営を素材として;瀬戸神社に来た足利持氏)
第2部 足利持氏と室町幕府(上杉禅秀の乱後における室町幕府の対東国政策の特質について;「京都様」の「御扶持」について―いわゆる「京都扶持衆」に関する考察;応永三一年の都鄙和睦をめぐって―上杉禅秀遺児達の動向を中心に)
第3部 永享の乱・結城合戦(永享九年の「大乱」―関東永享の乱の始期をめぐって;永享記と鎌倉持氏記―永享の乱の記述を中心に;足利持氏の若君と室町軍記―春王・安王の日光山逃避説をめぐって)
第4部 『鎌倉年中行事』の世界(鎌倉年中行事・解題;旧内膳司浜島家蔵『鎌倉年中行事』について―関東公方近習制に関する覚書;『鎌倉年中行事』と海老名季高;鎌倉府の書礼礼―『鎌倉年中行事』の分析を中心に)
付録 京都古記録足利持氏関係記事目録(稿)
著者等紹介
植田真平[ウエダシンペイ]
1985年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学、早稲田大学)。現在、宮内庁書陵部研究職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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