内容説明
上杉禅秀の乱、永享の乱、結城合戦、享徳の大乱と打ち続く戦乱に翻弄される武模武士たち。激動の時代をしたたかに生き抜いた彼らの動向を、地域の視点から掘り起こす。
目次
第1部 関東管領上杉氏の東国支配と禅秀の乱(上杉氏の繁栄と東国社会;禅秀の乱に見る鎌倉公方持氏と東国武士の軋轢)
第2部 相模武士と永享の乱・結城合戦(公方持氏の相模国支配;永享の乱の勃発と相模国;結城合戦での激戦と東国社会の混乱)
第3部 足利成氏と享徳の大乱(成氏の復帰と鎌倉情勢;東国社会を揺るがす享徳の大乱;古河公方と堀越公方の対立)
第4部 鎌倉の文芸復興と太田道潅(鎌倉を訪れる連歌師たち;万里集九と太田道潅;東氏による古今伝授)
著者等紹介
湯山学[ユヤママナブ]
1928年、静岡県に生まれる。中央工業専門学校中退。神奈川県藤沢市役所に勤務。現在、退職。戦国史研究会・地方史研究協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フランソワーズ
6
上巻同様、マイナーな氏族に触れている箇所が読みどころ。そしてやはり、政や合戦だけでなく、所領問題や寺社との関係にも重点が置かれているのが特徴。2023/04/06
さとまる
3
扱っている内容は非常に興味深いのだが、いかんせん文章と構成が読みにくい。元々は新聞連載記事だった影響なのか項目ごとに細切れで全体的な統一感が無く、時系列も行ったり来たりで話がすぐに脇道に入って迷子になってしまう。テーマは面白いだけにもったいない。編集でなんとかならなかったのか。2019/07/04
Go Extreme
1
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