目次
細川氏先祖
細川和氏
細川頼春
細川頼之
細川詮春
細川義之
細川満久
細川持常
細川成之
細川之持
細川持隆
細川眞之
細川頼有
著者等紹介
若松和三郎[ワカマツワサブロウ]
昭和3年、徳島県美馬郡半田町生。徳島県警察官、検察官副検事等を歴任。業務の傍ら、阿波郷土会に入会する等、阿波地方の中世史を研究し、周辺地域に残された多くの歴史資料を丹念に猟集し執筆することで定評がある。平成18年8月17日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BIN
5
管領となった宗家の細川ではない、庶家で阿波細川氏についてまとめられたもの。古文書や軍記物など諸資料を元に記載されており、漢文のところはちょっとしんどいので読み飛ばした。細川成之という人物が応仁の乱で東軍側の勇将として活躍していたのを初めて知った。細川家であまり戦場に出るイメージがなかったのですが、庶家の方は結構戦っていたみたいです。文の方も多芸であり、長生きだったせいか成之だけで250ページくらい使っている。四国管領とか中国管領は初めて聞いた。2017/12/06
ナタネ油
2
部分的に読んできたが、必要に迫られたので通読。地元の研究者による大著(2000年初版)。いくつか修正を要する点もあるものの、古文書・古記録・軍記物・系図・金石文・典籍奥書・文芸史料など幅広い史料を駆使し、諸説を検討した上で阿波細川氏歴代の系譜や事績を復元する。長命ゆえでもあるが、細川成之の章が167~403頁と多くを占め、子息や被官の記述が充実している。2017/09/17