目次
総論 伊勢宗瑞論
第1部 伊勢宗瑞の出自(北條早雲素生考;伊勢新九郎世系考;北條早雲と備中国荏原荘―早雲の生国についての一考察;伊勢宗瑞の素生;北条早雲出自追究のひとこま―『沢巽阿弥覚書』記述の再検討 ほか)
第2部 伊勢宗瑞の動向(北条早雲と韮山城;北条早雲の伊豆征服―明応の地震津波との関係から;神奈川郷・湊の支配形態について―戦国時代を中心にして;後北条氏東上総進出の新史料―「上総藻原文書」について;北条早雲と以天宗清 ほか)
著者等紹介
黒田基樹[クロダモトキ]
1965年生まれ。早稲田大学教育学部卒。駒沢大学大学院博士後期課程満期退学。博士(日本史学、駒沢大学)。現在、駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BIN
5
所謂北条早雲の重要な研究論文を抽出した論考集。最初に黒田氏による総論があり、これが早雲に対する最新の研究情報です。半分が出自問題です。備中伊勢氏出自で没年齢が従来より24歳若い64歳というのはほぼ確定のようです。北川殿も史料上、姉とばかり書いているのにいつのまにやら早雲の年齢から妹の間違いじゃねと勝手に解釈されてるのが面白い。また近年の研究からは幕府との連動しているのがよく見て取れた。今後の研究にも期待したい。2017/03/01
MNK2
2
宗瑞の研究本。大部分を出自や没年齢などに関する論文で占める。知りたい内容とは少し違った感じ。2017/05/15
Ryuji Saito
0
2019年26冊目 2019/03/19