横溝正史研究〈4〉特集 横溝正史の一九三〇年代―『鬼火』から『真珠郎』まで

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864030298
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

総論(「純粋小説」としての『白蝋変化』―一九三〇年代の横溝正史の一断面;横溝正史による一九三〇年代の懸賞探偵小説)
他作家との交渉(「陰獣」から「双生児」ができる話―一九三〇年代前夜の正史と乱歩;谷崎潤一郎と横溝正史の関係 ほか)
作品論(横溝正史「かひやぐら物語」論―江戸川乱歩作品との関連を中心に;「鬼火」に窺われるもの―海外作家からの影響 ほか)
連載(鼎談・観てから読む横溝正史第三回『真珠郎』;『宝石』・『別冊宝石』横溝正史関連記事目録(三)一九五三年~一九五六年 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

42
今回は横溝正史の上諏訪時代、耽美主義の作品が書かれた時がテーマ。収録されている論文は作品論というより、他の作家から被った影響について論じられたものが多い。特に言及されているのは谷崎潤一郎、クィーンあたり。個人的にこの時代の作品は横溝作品の中でも極めつけに好きな作品群なので、作品自体を論じたものがもう少し読みたかったと思ったりする。とはいえ遺族の対談や漫画版「鬼火」とか「かいやぐら物語」も収録されており、十分以上に読み応えはあった。読みながら「鬼火」「蔵の中」辺りをもう一度読み返したくなってしまった。2013/06/13

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