中世武士選書
安芸武田氏

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864030175
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0021

内容説明

鎌倉時代に甲斐武田氏の惣領家が補任されて以来、守護として安芸国に君臨した安芸武田氏。謎多きその歴代の足跡を丹念に掘り起こし、権力構造、家臣団、城郭、寺社まで明らかにした初めての総合的通史である。

目次

第1部 武田氏の歴史(鎌倉時代の武田氏;南北朝時代の武田氏;室町時代の武田氏;戦国時代の武田氏;武田氏の分郡支配)
第2部 金山城と武田氏関係寺社(金山城;武田氏関係寺社)

著者等紹介

河村昭一[カワムラショウイチ]
1948年、福井県生。広島大学文学部卒業、広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。広島文教女子大学助教授を経て、兵庫教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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オルレアンの聖たぬき

2
『武田氏』と言っても一概に規定できないほど、武田氏の歴史は日本全国に広がっていることを確認した。安芸武田氏も戦国の荒波の中を必死で生き延びようと懸命に戦った一族なのだと。2022/05/01

ohmi_jin

2
題名からしてとてもマニアック。いったいどれだけの人が安芸にも武田氏がいたことを知っているのだろうか。信長の野望でもほとんど出てこない彼らをここまでまとまって知ることができるのは良い。まず成り立ちとしてそもそも武田の名字の地は甲斐ではなく常陸にあることに驚いた。また、甲斐に残った石和流武田氏は南朝方についたため滅ぼされ、安芸武田氏から送り込まれたことから、そもそも武田氏の惣領家は甲斐ではなく安芸ではなかったかと思う。のちに若狭も守護となっているので、ゲームでは弱小の若狭武田氏が武田氏の惣領か。2019/09/20

T-山岡

1
安芸国守護を務めた武田氏に関する、文献を中心とした研究。有田中井手の合戦で当主の武田元繁が毛利元就に打ち取られたことなどから、毛利による中国制覇の引き立て役的な立ち位置となりがちな安芸武田氏が、南北朝期から戦国前期にかけては安芸国で大きな勢力を誇り、大内氏と覇を争う存在であった事を丁寧に解き明かしている。2017/03/02

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