内容説明
武力に依らないで平和を達成するには―日本ならではの平和構築を実践するために、したたかな思索力と行動力を身につけよう。相手に変わってほしいのであれば、自らも変わらねばならない。それが平和共生の作法である…。
目次
第1章 平和の作法(混迷するアフガン・イラク情勢;米国の軍産・金融複合体 ほか)
第2章 作法と慣行の差異(マナーをめぐる文化摩擦;世界の作法と慣行 ほか)
第3章 日本の中の文化摩擦(筆者のカルチャー・ショック体験;日本の中の東側文化圏と西側文化圏 ほか)
第4章 歴史認識をめぐる文化摩擦(戦争責任の二つの側面;戦争責任と東京裁判 ほか)
第5章 経済文化交流のすすめ(日中間の企業文化摩擦;中国青年への講義を通じて学んだこと ほか)
著者等紹介
石原享一[イシハラキョウイチ]
神戸大学大学院国際文化学研究科教授。1977年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。神奈川大学、学習院大学の講師を経て、1982年からアジア経済研究所に勤務。その間、1984~86年在中国・日本大使館専門調査員、1992~93年香港大学アジア研究センター客員研究員、1993~94年カリフォルニア大学バークレー校東アジア研究所研究員、1995~96年一橋大学経済研究所客員教授。1996年から現職。1990年度「発展途上国研究奨励賞」受賞。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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