内容説明
東京の港区にある芝中学・芝高等学校という中高一貫校で教員をしている著者たちが、実際に生徒たちから寄せられた質問に答えた“生き方”をまとめた一冊。
目次
第1章 人はなぜ生きて、なぜ死ぬのか
第2章 自分というものがよくわからない
第3章 なぜ人は学び、働き続けなければいけないのか
第4章 家族、友人、周囲の人が教えてくれること
第5章 運のいい人、悪い人がいるのはどうしてだろう
第6章 人間の品位とはどうすれば身につくのだろう
第7章 ネガティブな気持ちとどう付き合えばいいか
第8章 「本当に幸せな状態」とはどういうことなのか
著者等紹介
遠藤弘佳[エンドウコウカ]
福島県生まれ。曹洞宗僧侶。福島に自坊があるため週末は帰山する。上智大学文学部英文科を卒業後、大学院を経て、芝学園に奉職。2012年度で37年目となる。途中42歳の時、上智大学カウンセリング研究所に通い、カウンセラーを目指す。現在は芝中学・芝高等学校副校長を務める
小林良信[コバヤシリョウシン]
宮城県生まれ。浄土宗教師。大正大学文学研究科博士課程修了後、芝学園英語科教諭として、高校3年生の指導にあたるほか、中学1年生の「宗教」の授業も担当する。また、大正大学講師として後進の育成にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えびたま
3
中学生が感動したかまでは分からないけれど、多感な時期だから悩んだほうがいいですね。若いっていいな。2013/07/04
かおり
2
生きていく上での疑問や悩みに仏教の教えで答えてくれている本。 「吾唯足知」などミニマリスト的な視点からも共感する部分がありました。 もともとこの世が苦しい世界ならば怒り、悲しみ、妬みそういうものを引き寄せないように心がけ、すばやくそこから抜け出す術を身につけたい。 長い間、積読だったけどもっと早く読めば良かった←いつも言ってますがσ^_^;2019/12/12
bw8224
2
素晴らしい本だと思いました☆もしここに書かれている哲学的な、普遍的な問いを子どもからされたら、果たして、”大人になった”私は答えられるだろうか・・・と考えながら読みました。多感な思春期にこういう先生がいてくれたら有難いですよね。もう中学生ではないけれど、感動しました。また読み返したい人生の指南書です☆1406112014/06/12
rubbersoul
1
「『名誉やお金に執着するのはいけないことですか?』『それで幸せになれますか。なれるのなら、好きなだけ執着してください』」2019/12/05
林檎
0
評価4.52015/03/11