内容説明
敵が苳也の住居まで押し寄せてくるため、蓮はずっと側で苳也を守れるよう強引に同居に持ち込む。だがそれと同時に蓮は苳也への想いを恋と自覚してしまう。過酷な運命から逃れたくて死を望む苳也と、愛しているから生きてほしいと望む蓮。すれ違い噛み合わない彼らの想いと運命を、桐生は苳也との過去を思い返しながら見守っていた。そんな時、再びタオが苳也と蓮の前に現れ、苳也を庇い蓮はタオの攻撃を受けてしまう。無事意識を取り戻した蓮だったが、何故か蓮は苳也にだけ冷たい視線を向けてきて―。苳也と桐生の過去が明らかになる衝撃の3巻。
著者等紹介
牧原朱里[マキハラシュリ]
「アンバー・アーバン・スキャンダル琥珀のラビリンス」(ソニー・マガジンズ)で1997年にデビュー。約8年の充電期間を経て、ファン待望の執筆活動を再開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nono
12
BL。祐希と桐生の痛ましい過去が語られるが、唐突に過去と現在が混在するのでちょっと混乱。相変わらず祐希と蓮の仲はプラトニック^^新たに敵として現れた「猊下」も何だか不気味。息切れしそうですが次へ。2017/03/03
cikorin06
4
漸く面白くなってきた、謎が解明される部分もあり、深まるところもあり、新しい登場人物にも興味が湧いて、二人がお互いを想い合う様がいいんです。五人もの人達から思われる祐希の過去も明かされてあーそうだったのねと、となったりね。両片想いワクワクするなあ。何度もパラレルワールドに蓮が行ったり来たりしてくどい所もあり、まとめで端折る訳にはいかないのだろうけど、途中で息切れするかな。早く二人を幸せにしてあげて。2017/03/24
桐埜
0
満足度:★★★★☆2011/07/30