内容説明
霊感のある高校生・椎名蓮は、ひょんな事から変死事件のVTRを見ることになる。映像の中で蒼い炎に包まれている男と目が合ってしまった蓮は、画面の中の世界へと引きずり込まれてしまう。一方多元宇宙(パラレルワールド)では、“魔”を倒せる高校生・祐希苳也が、死闘を繰り広げていた。その戦闘中、自分の不注意により仲間が蒼い炎に焼かれて死んでしまい、呆然となる苳也だが、突然何もない空間から、男が現れ…。別世界に存在していた苳也と蓮が出会ったとき、切なくも甘いふたりの運命が複雑に絡み合い動き出す―。BL界の名作が愛蔵版となって復活&完結。全巻書き下ろしSS収録。再始動第1弾。
著者等紹介
牧原朱里[マキハラシュリ]
「アンバー・アーバン・スキャンダル 琥珀のラビリンス」(ソニー・マガジンズ)で1997年にデビュー。約8年の充電期間を経て、執筆活動を再開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nono
12
BL。以前コバルト文庫で途中まで刊行されていたものに、続編を書下ろしで復刊。高校生が主役のサイキックアクション、つまりは《魔》を退治する結社もの。しかし組織の全容も明らかにならず、主役二人も未だ恋未満。もどかしい思いをしている所に、最後にまさかの展開、続きが気になります。しかし全体にテンポや言い回しが気になる、これも17年前!?のせいかな。とりあえず続き行きます。2017/03/02
鳥野 翼
4
図書館から借りました。 元々、コバルトで認知していたのですが、読んだことがないので、初読みです。 ちなみに、緒田涼歌さんのイラスト狙い(笑) BLなんだけど、サイキックアクションでオカルトも入ってて、全体的に面白かったです☆ 主人公の苳哉と蓮が、どう関係を育むのか注目ですね。 これは、2巻に持ちきりでしょうね…b(^ω^;) キーワードが禍々しい水晶の《珠華》。 この《珠華》に蔓延ってる、悪霊退治にも注目です☆ 2019/08/26
さっちゃん
3
コバルト文庫時代に読んでたけど、完結しないまま終わったので古本屋に売ってしまったのですが、愛蔵版で完結、ということなので、購入。読み返してみると、わかってはいたけど、読みづらい文章だな、と思う。とりあえず、Ⅳまで購入してるけど、たどりつけるかどうか、ちょっと心配。2011/09/06
樹
2
挿絵に惹かれて読みました。かなりハードなストーリーです。BLというよりも、SFアクション。2011/07/01
ちょこ
2
織田さんの挿絵買い。牧原さんはむかーし読んだことがあったけど、こんなに読みにくい文章だったっけ。萌えるはずのBL読書が、少し読んでは閉じて、また数日後に少し読むという地道な作業化してます。いったい1巻読み終わるのはいつなんだろう…(遠い目)。主人公の心理描写がざっくりしすぎで、伝わるものがないから話に引き込まれず読み進められない感じ。せっかくキャラ設定や話は好みなのに、小説として読みづらいというのはキツイ。織田さんが漫画化とかしてくれればきっと萌えるのになあ。2013/04/14