内容説明
土地の知恵を日々の食事に活かす、郷土料理minokamoアレンジのレシピ本。各地で教えてもらった郷土料理を誰もがつくりやすいレシピに仕立て、風土や歴史とともにお伝えします。
目次
岐阜県(赤かぶ漬け;朴葉寿司 ほか)
春(愛知県―蛸あさり飯;鳥取県―どんどろけ香味飯 ほか)
夏(石川県―茄子と茗荷のいしる煮;千葉県―鰺のさんがごはん ほか)
秋(埼玉県―おやつえびし;静岡県―干し海老の沖上がり丼 ほか)
冬(群馬県―お揚げ入りきんぴらうどん;北海道―黒胡椒風味の三平汁 ほか)
番外編(イギリス―豚のはちみつミントソース;ベルギー―麦と手羽元夏野菜ソース)
著者等紹介
minokamo[MINOKAMO]
岐阜県美濃加茂市出身の料理家、写真家。「ごはんでまちを元気に!」をテーマに全国各地へ赴き、地域の食材や食文化から、現代の食卓にもなじむレシピを考案する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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きゅー
10
全国各地の郷土料理と、その作り手の紹介。郷土料理で「すっごい食べたい」と思わせるものってあんまりない気がする。昔から受け継がれてきたケの食事だから、ハレの食事のような華やかさが無いからだろう。他方で、それぞれの地方の特色や風土を活かした料理は、その土地の歴史に根付いたものであり、その場所でしか味わえない滋味にあふれているのだろう。日々の生活そのものが現れ出ているような料理が多く掲載されている。2020/12/25
tetsubun1000mg
8
作者が生まれ育った「美濃加茂」の料理をルーツとして、全国の名物料理というより郷土料理を掘り起こしたように取材した様子が浮かんでくる。 各地方の結婚式、お盆、正月、稲刈りなどのイベントの時にみんなで集まって作り、みんなで食べる料理はほっこりとする感じがする。 これが地方で代々食べられてきた「ハレ」の料理なのだろう。 見た目は地味だが、あったかそうでみんなの喜ぶ顔が浮かんできそうだ。 作り方が紹介してあるのもいいな。 ヨーロッパでの取材した料理もあり、やはり地元の料理の感じがいい。2021/02/09
オレンジメイツ
1
「図書館本」絵で描かれた郷土食が美味しそうでした。八丁味噌のハヤシライスは作ってみようと思います。2020/10/25