出版社内容情報
ぼくたちが団地の庭の木にのぼっていると、いつもバクストンさんがどなりこんでくる。「その木からおりろ!」って。この木のもちぬし気どりのおじいさんだ。ぼくたちはただ、鳥の巣が見たかっただけなのに。ある日、ぼくはその木の下で小鳥とみつけた。インコだ! このあたりに野生のインコなんていない。どこかの家から逃げてきたんだ。ぼくはそのインコを家につれてかえりピピンと名づけた。ピピンは最高に素敵な鳥だった。なのに、次の朝、あっけなく死んじゃった。ぼくは悲しくて、くやしくてやりきれない。そこに気難し屋のバクストンさんがやってきて……
【目次】
内容説明
まいごの小鳥がはこんだ小さな奇跡の物語。本をひらけばひろがる、わかりやすくて、短くて、それでいて美しく、ゆたかな世界。読書がとくいな子にも、そうでない子にもおすすめしたい1冊です。
著者等紹介
コエロー,ジョセフ[コエロー,ジョセフ] [Coelho,Joseph]
児童文学作家・劇作家。2024年、“The Boy Lost In The Maze”でカーネギー賞(作家部門)を受賞。また、2021年には“The Girl Who Became A Tree”がカーネギー賞の最終候補に選ばれたほか、詩集“Werewolf Club Rules”で2015年のCLIPPA(児童詩賞)、大人向けの戯曲でヴェリティ・バーゲイト賞特別賞を受賞。そのほか、ブルントウッド戯曲賞のロングリストにも選ばれるなど、多岐にわたる執筆活動で高い評価を得ている
バロー,デービッド[バロー,デービッド] [Barrow,David]
さまざまな職業を経験したのち、ケンブリッジ・スクール・オブ・アートで児童書のイラストを学ぶ
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道に生まれる。国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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