出版社内容情報
魔法街にお店も家ももたず、いつも旅の空の下、何かを探し続けている見つけ屋のミンネさん。片や、魔法街から、そして塔の上の家から、ほとんど外に出ない、お知らせ屋のトートーさん。正反対にみえるこの二人に、実はとても強い絆があると聞いたら、みなさんびっくりするでしょうね。「十年屋」シリーズ特別編第5巻は、見つけ屋ミンネさんと、お知らせ屋トートーさんのお話。
内容説明
魔法街にお店も家ももたず、いつも旅の空の下、何かを探し続けている見つけ屋のミンネさん。片や、魔法街から、そして塔の上の家から、ほとんど外に出ない、お知らせ屋のトートーさん。この二人には、実はとても強い絆がありました。
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』でジュニア冒険小説大賞受賞、『狐霊の檻』でうつのみやこども賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
十年屋の関連の話で今回は5作目で、見つけ屋のミンネとほとんど外には出ないお知らせ屋のトートーが主人公での話が紡がれます。話が結構ほろりとさせてくれるものが多く楽しめました。またこのミンネとトートーの関わり合いが出てきて関係性がわかります。他の方も思われている方が多いと思うのですが、十年屋本体での話が懐かしくなりました。執事猫のカラシがどうなっているのか・・・・。2024/11/22
ままこ
74
十年屋シリーズ特別編5作目。今回はいつも何かを探してるミンネと魔法街の外に出ないトートが活躍するお話。自分の居場所があるっていいよね。ツルさんとポーさん二人のやりとりも微笑ましい。不思議で温かな気持ちになれる連作短編集。物語のイメージ膨らむ佐竹さんのファンタジックな表紙が素敵。2024/09/20
hirune
44
魔法街の素敵な魔法使いたち、見つけ屋とお知らせ屋。誰よりもお互いが大好きで大切だけど、別々に自分の好きな事をして暮らしている。でも心はいつも繋がってる、とても幸せな関係性。彼らの仕事で人々が幸せになっていくほっこりした物語でした。執事猫カラシが怖がったせいで預けた足を十年屋さんから期限前に返してもらって、しかも家に返してもらった少女は特にラッキーでしたね✌️2024/11/22
tan
29
ミンネとトートーのいきさつも興味深かったですが、宝箱のお話が印象的でした。侯爵様と孫が仲良くなったのは良かったですね。レグはどんな宝箱を持っているのでしょうか?それも気になりますが、一番気になるのはキュラさんの失くした宝箱です。次回戻ってくくるのでしょうか?2024/11/01
Roko
28
誰かが困っている時、何かを頼みたいなぁって思っていると、どこからともなくミンネさんが現れます。だって見つけるのが得意な魔法使いなんですから。ミンネさんにお願いをする人は、願いをかなえてもらう代わりに、何か一つ差し出さなければなりません。それが何かは後になってみないとわからないけど、そんなことを気にする人はいません。だって、大事な大事なお願いをかなえてもらいたいんですもの。 ミンネさんから預かったお願い事を、トートーさんはきれいな鳥に運んでもらいます。それを受け取るべき人の所へ。2025/03/10
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- 教言卿記 第2 史料纂集