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出版社内容情報
何度でも読みたい!ちょこちょこ読めて大満足!新感覚の短編シリーズができました!ーー「短編小学校」は、ある学校の、あるクラスに通う子どもたちを主人公にした、短編集です。1話読み切りで、どの話から、だれの話から読んでもOK! だけど、全部読み終わってみると……あの子の「すき」がだれかにつながっていたり、だれかの「すき」は、意外なところにたどり着いたり。……あなたはの「すき」は、いま、どんな感じですか?
内容説明
「短編小学校」は、ある学校の、あるクラスに通う子どもたちを主人公にした、短編集です。1話読み切りで、どの話から、だれの話から読んでもOK!だけど、全部読み終わってみると…。あの子の「すき」がだれかにつながっていたり、だれかの「すき」は、意外なところにたどり着いたり。…あなたの「すき」は、いま、どんな感じですか?
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
作家、脚本家。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞、『劇団6年2組』で第29回、『ひみつの校庭』で第32回うつのみやこども賞、脚本ではラジオドラマ『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭優秀賞を受賞
丹地陽子[タンジヨウコ]
イラストレーター。三重県生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒。書籍や雑誌の装画や挿絵、広告のイラスト等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
19
本15篇のうち一番気に入ったのは、唯一のファンタジー篇といえる「あのひとは」。 登場するおばあさんの、アレンの話への反応が楽しいですよ。2024/06/09
雪丸 風人
16
「すき」がテーマの読みやすく個性がまぶしい15編。各話で同じクラスの15人が主人公になり、ちょっとずつ話が繋がっていきます。視点が切り替わることで、本人の思い込みとクラスメイトの気持ちのズレが鮮明になるまさに王道展開。このシリーズ、例によって楽しいわ~。とくにLGBTQかも知れない子が、自分の心情に揺れる「ひみつ」の並々ならぬ葛藤とラストのほんのり感に惹かれました。崖っぷち漫画家が関わってくる「最終回」「いとこが来た」では心の折れそうな作者の感情の跳ね上がりがストライク!(対象年齢は11歳以上かな?)2024/06/02
あおい
10
気になるクラスメイトや好きな漫画、小学生のいろんな好きが散りばめられた15の短編集。ちょっとしたリンクも楽しい。マイナーなメンバーを推す「九番目」嫌いを探すうちにあるものに詳しくなる「きらいなもの」が好み。2024/07/26
さっちゃん
9
子供には生きるエネルギーが満ち溢れている。本作の登場人物達は小学生。興味を持ち、不思議と出会い、悩み…。それでも生きている一個の生命である。わたしはこの本からエネルギーをもらったような気がする。それほど、子供の生命力は尊いのだ。児童書は時として人間の生き方に光を与える。これは年齢に限らず。大人の幼児化が言われている。ただ、良い意味で子ども期を振り返る事は重要な人生への道標となり得る。児童書を読もう。子どもに返り、生き方を見つめ直そう。そうすれば、この世の中のトンネルの出口に近づくことが出来るかもしれない。2024/05/18
そうたそ
7
★★★☆☆ 今回は"すきなもの"をテーマにした連作集。"すき"とはいっても、もちろん恋愛に限った話ではない。クラスのこどもたち、三者三様の"すき"が覗ける一冊となっている。2025/03/07