ペンツベルクの夜

個数:
  • ポイントキャンペーン

ペンツベルクの夜

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月23日 03時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863897748
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

あの日、正義はどこへ向かったのかーー。口には出せないけれど、誰もが待ち望んでいた修正が、平和が、すぐそこまで迫っている夜、ドイツの小さな町で事件が起こった。14歳のマリーと、15歳の少年ゲオルクとグストル、それぞれの目には何が映っていたのか。過去の惨劇に学び、今日の決断を誤らないよう、今こそ届けたいドイツ児童文学賞受賞作。

内容説明

口には出せないけれど、誰もが待ち望んでいた終戦が、平和が、すぐそこまで迫っている夜、ドイツの小さな町で事件が起こった。十四歳のマリーと、十五歳の少年ゲオルクとグストル、それぞれの目には何が映っていたのか―。過去の惨劇に学び、今日の決断を誤らないよう、今こそ届けたいドイツ児童文学賞受賞作。

著者等紹介

ボイエ,キルステン[ボイエ,キルステン] [Boie,Kirsten]
1950年ハンブルグ生まれ。ドイツを代表する児童文学作家のひとりで、2007年にはそれまでの執筆活動に対し、ドイツ児童文学賞特別賞を受賞。2022年には本作で二度目のドイツ児童文学賞を受賞した。読書の大切さを広めるための活動にも力を注ぐほか、より低年齢の読者に向けても、人気の高いキャラクターを数多く生み出すなど、その活躍と功績により「ドイツ児童文学にとっての幸運の女神」と称されている

木本栄[キモトサカエ]
翻訳家。ロンドン生まれ。ケルンのギムナジウムを経て、ボン大学を卒業。1995年以降、ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

179
ミュンヘンから約50km南にある炭鉱の町。明けるはずの夜が、終わりの見えない一夜に変わる。罠なのか、何が起ころうとしているのか、現場にいる人ほど事実を知ることはできない。終戦なのか、心に抱く思いをまだ決して発してはいけないことだけは確か。敗戦が決定的なのに直前まで続いた惨劇。あと数日早かったなら。捲る頁を失い物語が終わったとして現実を消すことはできない。平和の鐘はいつ響き、夜の明かりはいつ灯るのだろう。実話に架空の人物を登場させ、ペンツベルクの殺戮を風化させないために記した一冊。人間はまた争いをしている。2025/06/03

☆よいこ

92
児童書。YA。戦争関連本。第二次世界大戦、終戦直前のドイツ国ペンツベルクの町で実際に起こった「殺戮の夜」について、3人の子ども達の視点から語る▽ゲオルグはマリーのことが好き。マリーもゲオルグに惹かれている、初恋同士のカップル。15歳のグストルは父親が共産党員だったため、自分こそが誇りあるナチス支持者として認められようとヴェアヴォルフ(人狼部隊)に入隊した。ゲオルグとマリーは、元市長たちが銃殺され埋められる現場を目撃する。それは虐殺の始まりで、ヴェアヴォルフは次々を住民を捕らえ吊るしていった▽2025.5刊2025/07/27

まる子

29
1945年4月28日〜29日にかけて南ドイツのペンツベルクで実際にあったナチスによる「ペンツベルクの殺戮の夜」を、多少の架空人物(姉妹、親子関係)はあるものの、発した言葉や出来事は史実に基づいて書かれた児童書だと、著書あとがきに。自分は全くしらない事だったけれど、絞首刑、銃殺刑により16名の市民が亡くなる場面は…児童書か?と疑うくらいリアルだった。後の裁判で加害者は有罪から無罪になるという、被害者遺族の気持ちが計り知れない。どこの国の戦争であっても事実は汚い力関係の大人によって揉み消されるんだ…。2025/07/12

りらこ

24
この本は児童書である。 時代が逆戻りしているかのような、閉塞感に押しつぶされそうな今現代に、 子ども向けにはどうなの?という声も上がりそうではあるけれど、それでも私は この本を子どもたちに勧めたい。 環境が人を作り、判断力を養う。 この本に登場するグストルのように、若いうちにこのような判断に至るのもまた環境が 起因している部分が大きい。 後付けの正義ではなく、その時に自分が何を考えてどう動くことが正しいのか、 そう考えるためにもこの本はとても良い。 そして「知ること」の大切さを、実感していこうではないか。2025/07/19

すみっちょ

15
うまく息ができなくなるくらいの恐怖を感じました。人が人を勝手な理屈で裁くのが戦争なんだ。自分の意思を持ったら殺されてしまう。そう思いました。同じ街に住む人同士が加害者と被害者になり、戦争が終わった後どうやって生きていったんだろう。作者のあとがきを読み、この殺戮がドイツでもあまり大々的に知られていないことにショックでしたが、日本でも知られていないだけで似たようなことがあったりしたのかもしれない。軍人でもない市民がこんなふうになってしまうことがただただ怖かったです。2025/08/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22570692
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品