ペンツベルクの夜

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ペンツベルクの夜

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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863897748
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

あの日、正義はどこへ向かったのかーー。口には出せないけれど、誰もが待ち望んでいた修正が、平和が、すぐそこまで迫っている夜、ドイツの小さな町で事件が起こった。14歳のマリーと、15歳の少年ゲオルクとグストル、それぞれの目には何が映っていたのか。過去の惨劇に学び、今日の決断を誤らないよう、今こそ届けたいドイツ児童文学賞受賞作。

内容説明

口には出せないけれど、誰もが待ち望んでいた終戦が、平和が、すぐそこまで迫っている夜、ドイツの小さな町で事件が起こった。十四歳のマリーと、十五歳の少年ゲオルクとグストル、それぞれの目には何が映っていたのか―。過去の惨劇に学び、今日の決断を誤らないよう、今こそ届けたいドイツ児童文学賞受賞作。

著者等紹介

ボイエ,キルステン[ボイエ,キルステン] [Boie,Kirsten]
1950年ハンブルグ生まれ。ドイツを代表する児童文学作家のひとりで、2007年にはそれまでの執筆活動に対し、ドイツ児童文学賞特別賞を受賞。2022年には本作で二度目のドイツ児童文学賞を受賞した。読書の大切さを広めるための活動にも力を注ぐほか、より低年齢の読者に向けても、人気の高いキャラクターを数多く生み出すなど、その活躍と功績により「ドイツ児童文学にとっての幸運の女神」と称されている

木本栄[キモトサカエ]
翻訳家。ロンドン生まれ。ケルンのギムナジウムを経て、ボン大学を卒業。1995年以降、ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ

167
ミュンヘンから約50km南にある炭鉱の町。明けるはずの夜が、終わりの見えない一夜に変わる。罠なのか、何が起ころうとしているのか、現場にいる人ほど事実を知ることはできない。終戦なのか、心に抱く思いをまだ決して発してはいけないことだけは確か。敗戦が決定的なのに直前まで続いた惨劇。あと数日早かったなら。捲る頁を失い物語が終わったとして現実を消すことはできない。平和の鐘はいつ響き、夜の明かりはいつ灯るのだろう。実話に架空の人物を登場させ、ペンツベルクの殺戮を風化させないために記した一冊。人間はまた争いをしている。2025/06/03

まる子

21
1945年4月28日〜29日にかけて南ドイツのペンツベルクで実際にあったナチスによる「ペンツベルクの殺戮の夜」を、多少の架空人物(姉妹、親子関係)はあるものの、発した言葉や出来事は史実に基づいて書かれた児童書だと、著書あとがきに。自分は全くしらない事だったけれど、絞首刑、銃殺刑により16名の市民が亡くなる場面は…児童書か?と疑うくらいリアルだった。後の裁判で加害者は有罪から無罪になるという、被害者遺族の気持ちが計り知れない。どこの国の戦争であっても事実は汚い力関係の大人によって揉み消されるんだ…。2025/07/12

エル

4
終戦間際に起こったナチスに傾倒した軍人、民間人による村人殺戮事件。人はかようにも残酷になれるのか。もう少しアメリカ軍が来るのが早かったら、犠牲になった人たたたは助かったかもしれない。挙句、後の裁判で全員無罪って。加害者と犠牲者の遺族はどう折り合いをつけて生きていったんだろうか?あまりにもやるせない事件だ。2025/07/11

nightbird

3
終戦直前に起こったドイツ軍による民間人の殺害事件「ペンツベルクの殺戮の夜」を描いた歴史YA。恐ろしい事件が描かれているのに描写は淡々としており、何月何日の何時頃に誰が何をして、それによって次に何が起こったかが順々に語られていくような作品。事実が時系列で次々に並べられることにより、これは登場人物の気持ちや行動で変えられる可能性がまったくない、すでに起こってしまった過去の出来事なんだという絶望感がじわじわせり上がってくる。最後に恐ろしいことが起きるのはわかっているのに時間が淡々と進んでいくのが怖い。2025/06/23

読書太郎

0
日本にナチスを生まないためにいくつか戦争物の小説を読みはじめた。この作品は終戦の2日前から行われたドイツ人同士の殺戮の話。未来のことは誰にも分からない、早合点で無用な血が16人分も流れてしまった。また殺した加害者側も状況と立場がそうさせてしまった。◆絶対に、戦争が無ければ殺し合うことなんかなかった。ナチスに選挙で投票しなければ誰も無残な死に方をすることはなかった。この本に選挙のことは書かれていないけれど、無知と熱狂が人を死なすことになることは覚えておきたい。2025/07/15

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