ケモノたちがはしる道―The Path

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ケモノたちがはしる道―The Path

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  • サイズ 46判/ページ数 152p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863897625
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

都会っ子の千里は、ゲームやおしゃれに夢中の今どき中1女子。秋のある放課後、家でふだんどおり親友の理香とゲームに熱中していた千里に、母が突然、「熊本のジジさまのところへ行って、ケモノを獲ってみない?」と持ちかけた。いつもなら「行かない」と即答するところ。でもその日に限って、父に夕食の支度を手伝わされた時に見た、手羽先肉に残っていた羽に感じた違和感から、〈死んだ肉〉と〈生きた肉〉についてぐるぐると思い悩んでしまっていた千里は、思わず、「……うん」と答えてしまった。
戸惑いつつも意を決し一人降り立った熊本空港で千里を待っていたのは、生粋の〈もっこす〉の祖父=ジジだった。ジジと猟友会仲間のおじいちゃんたち、地元の中学1年生ながらすでに罠猟マニアの蒼太らとの出会いと交流、そして罠にかけられ、目の前で命を仕留められて肉と化すシカやイノシシを見るうちに、千里の中で〈命〉への思いが揺らぎ、変化していく。

内容説明

おしゃれとゲームが大好きなイマドキ中1女子の千里。ある日、手にしたパック詰めの手羽先肉に「羽」が!?うわっ、きもち悪い!あれ、でもなんでそんなこと思うんだろう…?そんな千里を、母が誘う。「熊本のジジさまのところに行って、ケモノを獲るところからその後まで、経験してみない?」とまどいつつも意を決し一人降り立った熊本空港で千里を待っていたのは、生粋の“もっこす”=ジジだった。熊本の雄大な山とあたたかい人々にふれ、わな猟を体験するうちに、千里の中で“命”への思いが熱くゆらいでいく―。

著者等紹介

黒川裕子[クロカワユウコ]
1979年大阪府生まれ。京都外国語大学学士、エディンバラ大学修士。2017年に第58回講談社児童文学新人賞佳作入選、『奏のフォルテ』でデビュー。小学生向けから中高生向けまで、幅広いテーマの児童書を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

73
児童書。YA。狩猟▽ゲーム配信でドラゴンをハントし、手羽先に残った羽を気持ち悪いと感じる東京っ子の千里(せんり)は、熊本の祖父に会いに行く。母から命じられての三泊四日の狩猟体験。獣の解体、死んでいくシカの瞳の色、罠にかかった大イノシシとの対面など衝撃的な体験が、千里のなかで「リアル」を意識させる▽熊本の「もっこす」ジジイと、純朴な熊本「オンチョ」な少年がとてもいい味。解体シーンもグロくなくて読みやすい。良本。2023.11刊2024/02/13

まる子

29
東京で育った中1の千里。それは晩御飯の準備をしていた時に見た手羽先に残っていた一本の羽毛。驚きのあまり落としてしまった。それがきっかけで、熊本の山にある母の実家で狩猟を経験した。そこで彼女が見たものは、「ウジ(ケモノ道」、「終わらせた命」と「生まれる肉」。人間の住む里まで出てきて害獣になるシカやイノシシ。かつては共に暮らしていた目の前の肉と向き合い、「命」と「生」を考えていく。お寿司の魚が本来の姿として見えにくいのと同じく、肉も本来の姿がある。わかってはいるだろうけれど、ものの「姿」を知る事は大切。2023/11/08

わむう

27
YA。中一のゲーマーの千里は、スーパーの手羽先に毛がついていたことを嫌がり、母に勧められて、熊本県で猟で生計を立てている九州の祖父の家を訪れることに。妊娠したシカと、罠にかかった巨大イノシシの最期を見届け、ケモノが食べ物になっていく様子を目の当たりにすることで、命の尊さを実感する本。自然破壊についても考えさせられる。ソーラーパネルは良くないですね。2025/01/04

あっちゃん

22
都会育ちの今風の中1女子が主人公!熊本で狩猟をしている祖父の元での体験記、ジュニア向けらしく分かりやすく読みやすく考えさせられる(笑)そして母の過去も気になる( ̄ー ̄)2024/01/16

白雪ちょこ

19
おしゃれやユーチューバーをしている、今時女子中学生、千里が主役。 手羽先に羽がついていたことにより、熊本へ猟の経験をしてみることに。 熊本弁もさることながら、牝鹿を仕留める瞬間や、手の食感の生々しさ。 見た目など、まるで自分も千里の傍にいるかのように伝わり、何かがうっと胸をこみ上げてくるものがある。 今の時代、魚も切り身だと思っているような子供達がいる中、沢山の食べ物が有り余り、命を頂いているという、その「生きている姿」を見ることこそが、今の若者には必要なのかもしれない。2024/04/12

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