出版社内容情報
アレクサンダー・リースケ[アレクサンダー リースケ]
原著
西村 佑子[ニシムラ ユウコ]
翻訳
ももろ[モモロ]
イラスト
内容説明
むかしむかし、というほどむかしではないころ、ドイツのある森に、ちっちゃな女の子がひとりで住んでいた。「ちっちゃな」はどのくらいかというと、ちょうど子ネコくらい。女の子は森のどうぶつたちと、なかよくくらしていたんだ。ある冬の夜、その子の家にあるたった一冊の本を開いてみると、それは、『ブロッケンの魔女の魔法の本』で…?
著者等紹介
リースケ,アレクサンダー[リースケ,アレクサンダー]
ドイツの作家。ブロッケン山のふもとの町に住み、児童書のほか博物館や美術館にむけたドイツ史の解説本を執筆。そのほか、絵画、作曲など、さまざまな分野で活躍している
西村佑子[ニシムラユウコ]
魔女研究家。『魔女学校の教科書』(静山社)、『魔女の薬草箱』『魔女街道の旅』(ともに山と渓谷社)など、ドイツの魔女伝説や魔女迫害の歴史についての著書を多数執筆している
ももろ[モモロ]
絵本作家。絵本制作や書籍の挿絵のほか、雑貨やベビー服のデザイン、広告なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
44
ブロッケンといえば巨人を思い浮かべるけど、このお話の魔女ミニーはとってもちっちゃい!黒猫を肩に乗せるどころか、ヤマネコに乗ってお出かけする。絵がほわほわと可愛くて絵本みたいだけど、ハイネやゲーテが登場する辺り大人の遊び心にもささる。2023/10/03
Midori Matsuoka
6
ももろさんの挿し絵勝ち!なかわいらしい物語。ドイツの森に住む小さな女の子ミニーが魔女になるお話。ドイツならではの食文化やお祭り、実在するブロッケン山や詩人のハイネやゲーテまでもが登場し、ドイツの香りを感じながらお話を楽しめる。 魔女になったミニーの奮闘ぶりがなんともかわいらしいんだけど、そのかわいらしさがももろさんの挿し絵のイメージぴったり。いいお話に出会えたー。2022/11/05
希咲(きさ)
2
実在するドイツのブロッケン山を舞台にした、かわいい魔女のお話。お話も絵も全体的にかわいくて癒されるし、あっという間に読めてしまうので、ミステリー小説の間に箸休め的に読むのもおすすめ笑 2022/11/30