出版社内容情報
作家のわたしが、家の近くを散策していると、ときどき見知らぬ女の子が「おじさん」と声をかけてくる。とても美しい少女だ。彼女がそばにいると、わたしの周囲にいつも不思議な光景が現れる。
道を歩いている警察官のあとを、わたしと少女が追いかける。しかし、どんなに走っても、なぜか警察官には追いつけない。(「去りゆく警察官」より)
公園のブランコでカップルが、まるで芝居のセリフのように、同じ話をなんども繰り返している。(「ブランコのカップル」より)など。いずれも街の片隅で、日常と幻想がまじわるゴースト・ストーリー。毎回テーマ色が変わるシリーズ、オレンジ編。
さて、少女の正体は……?
内容説明
作家のわたしが、家の近くを散歩していると、見知らぬ女の子が「おじさん」と声をかけてきた。とても美しい少女だ。そのとき、近くを通り過ぎた警察官を見て「あのおまわりさん、あやしいんだ」と少女が言う。わたしたちが、警察官のあとを追いかけていくと、どんなに走っても、なぜか警察官には追いつけない…。少女がそばにいると、わたしの周囲に不思議な光景があらわれる。喫茶店、公園、デパートなど街の片隅で、謎の美少女とともに体験する7つのゴースト・ストーリー。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
森田みちよ[モリタミチヨ]
愛知県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。