出版社内容情報
曲者たちに襲撃された里見義実を救ったのは、なんと犬江親兵衛だった! 親兵衛は、四歳の頃に神隠しにあってから、富山の洞穴で、伏姫の神霊に養われていたのだ。今では立派な若者に成長していた。洞穴には、荒芽山で死んだはずの姨雪与四郎とその妻音音、行方知れずになっていた曳手と単節も、いっしょに暮らしていた。親兵衛は、すぐさま館山城へ馬を走らせる。霊玉の力を味方につけた親兵衛は、城に囚われていた里見義通を救い出し、城主の蟇田素藤を縛り上げた。しかし素藤には、妖術をあやつる謎の比丘尼妙椿が味方していた。妙椿の力を借りて、素藤は処刑を免れ、再び城を奪還しようと企てる。一方、親兵衛は、浜路姫との不義を疑われ、里見家から遠ざけられてしまう。
素藤の野望のゆくえは? 妙椿の正体は? 親兵衛の運命は? そして、物語はついに八犬士の集結へと向かう。
内容説明
四歳の頃に神隠しにあった犬江親兵衛が、ついに姿を現した!霊玉の力を味方につけた親兵衛は、蟇田素藤に囚われていた里見義通を救出する。しかし、妖術をあやつる謎の比丘尼妙椿は、素藤に加担して、巻き返しをはかろうとする。野望と怨念が渦巻くなか、里見家の命運は…?物語はいよいよ八犬士の集結へと向かう。曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」を原作として、現代の読者にわかりやすい言葉で小説化。
著者等紹介
松尾清貴[マツオキヨタカ]
1976年福岡県生まれ。国立北九州工業高等専門学校中退後、ニューヨークに在住。帰国後、国内外を転々としながら小説を執筆。著書に『エルメスの手』「真田十勇士」シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
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