出版社内容情報
美しいむすめと、夢の魔のあいだに生まれた少年マーリンは、成長とともに不思議な力を身につけます。やがて大魔法師として、イングランドの王国を新しい時代にみちびきます。アーサー王誕生の伝説をわかりやすく描くファンタジー・アドベンチャー。既5巻
内容説明
美しい娘と、夢の魔のあいだに、男の子が生まれた。名前はマーリン。森の修道院でひそかに育てられた少年は、成長とともに不思議な力を発揮し、やがて大魔法師として、王国を新しい時代へ導いていく…「アーサー王の世界」の幕をひらく大魔法師マーリンの物語。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
70
アーサー王伝説に登場する大魔法師マーリンの話です。以前サトクリフの「アーサー王と円卓の騎士」で挫折してしまったので、こちらを読んでみました。読みやすくわかりやすい内容でしたので、次巻以降も読んでみたいと思います。マーリンは鷲に変身することができるのですが、長時間経過すると元の姿を忘れてしまい、戻れなくなるというのはおもしろいと思いました。2020/07/29
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
63
『DRAGON QUEST』の何番目かのストーリーに似てると思ったのは自分だけ?(; ̄Д ̄)?2019/02/01
mm
24
私がアーサー王伝説について説明文を書いたら五行で終わる。。そのくらい無知。それはまずいだろ〜と思いますが、何から手をつけていいかわからない…ので児童書コーナーへ。なんとなく借りてきたけど、なんと素晴らしいすっきりとした深みのある文章でしょう。平松さんのエッセイを読んだ後だから、こういうのはお出しの味わいなんじゃない?と一人で盛り上がっています。「アドルフとイッパイアッテナ」を書いたお方でした。まずは大魔術師マーリンが活躍して、アーサーは生まれたばかりだよ。さて後4冊あるから楽しみだな〜〜2021/04/02
バニラ風味
23
マーリンが生まれたいきさつと、王政に関わり、アーサー王が生まれるまで、描かれています。マーリンは、人間ではない、存在。マーリンは、世の中に起こった、これからの予兆を読み取り、それを成し遂げるために動きます。読者は、マーリンの行動に、目に見えない、大いなる存在を感じるでしょう。それが良いことでも、悪い事でも、なるべく方向に導くマーリンを、どう受け止めたらよいのか。シリーズ1作目。これからの展開が楽しみです。2016/12/20
しまむ
19
続編を読むために再読。斉藤洋さんの本は本当に読みやすい。アーサーが生まれるところまで描かれていて、この先どうなるかワクワクする終わり方です。2019/05/27