内容説明
12歳の少年パーシー・ジャクソンは、ある時突然、ギリシャ神話の神々の子どものひとりであると告げられる。盗まれたゼウスの武器「雷撃」を探して、仲間のアナベスとグローバーとともに、アメリカを横断する旅に出たパーシーの冒険の結末は?現代のアメリカを舞台にギリシャ神話の神々や怪物が登場する、新感覚ファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ2。小学中級より。
著者等紹介
リオーダン,リック[リオーダン,リック]
1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞
金沢瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mayuri(Toli)
3
正直言えば上巻の方が面白かった気もしますが、この下巻はラスト付近の物語展開がとても面白かったです。 そして、作者リオ―ダンが、なんと活き活きとコミカルにギリシャ神話の神様たちを現代によみがえらせたことか。その手腕に、新鮮な驚きを禁じえません。 パーシーの何ともガキ臭い語り口は、読んでいて面白いし、キャラクターも魅力的。でもキャラクターは、ハリー・ポッターに近いものがあるかな。 何よりも、子供を見守る親のまなざしというものが、この本を読んでとても印象に残りました。2016/03/13
たません
1
なかなか面白かった。パーシー、頑張ったし、神々、なかなか個性的でいい。以外と神々は人間くさくて、あんまり神聖な感じがないのもいい。軽いノリの神様のお陰で、物語は軽快に、パーシーを次々と試練が襲うけど、ユーモアを交えながらアトラクションのように前に進んでいく。◯リー◯ッターよりスピード感があって、最後もスッキリ、いい終わり方だと思う。2016/08/20