内容説明
満月の輝く夜、博士とロボットは出発した。空を越え時を超え心の奥深くまで。15の世界を巡る愉快で切なくて愛おしい旅―あとひとつ空席あります。たむらしげる待望の新刊。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年東京都生まれ。イラストレーション、絵本、マンガ、映像作品など幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中
172
虹を歩いてにこにこと。くじらに乗って海底を。月とラピスラズリの夜には乾杯を。「ねえ、8時間座りっぱなしはつらいけど、雲海にそびえるビルと注ぐ陽射しは捨てがたいと思わない?」「タンポポ珈琲は嫌いだけど、やっぱり太陽の色をした森の喫茶店には行きたいな」 のんびりゆうるり、終わりを決めない旅がいい。行きたいところはたくさんあるけど、きっと細かく決めない方がいい。さあ、準備は万端。わくわくしてうまく寝れそうにないけれど、明日は早い。おやすみなさい。2019/11/19
❁かな❁
164
お気に入りさんの麻衣ちゃんが大好きなお話♡フープ博士とロボットのランスロットの不思議な旅*1つ1つの冒険は海を越え、空を越え、時空を越える。眠る前に少しずつ読み、夢の世界に誘われる♪フープ博士とランスロットの関係が素敵☆涙脆いランスロットが可愛い♡特にお気に入りは「おもちゃの国」。私も大切な昔のお友達に会いたくなる♡どの子かがタクシーを運転して会いに来てくれないかな♫夢の中でもいいから。「橋のつくり方」「タンポポ珈琲店」「眠れる城」「ラピスラズリの夜」「星店」もお気に入り☆15の夢の旅*優しい冒険でした♡2018/04/03
(C17H26O4)
86
フープ博士とロボットのランスロットと一緒にお出かけしよう。速くも遅くもない、丁度よい速度で。そのときがきたらちゃんと分かるよ。そしたら、立ち止まって目をつぶって、こころを静かにして。ゆっくり目を開けよう。ほら!いちめん広がる美しい世界。何にだって何処にだって、時間にだって記憶にだって会えるさ。宙にぽーんと心ごと投げたら、たゆたってほどけるよ。あふれて、満たされるよ。そうしたらまた出発しよう。丁度よい速度で。2019/09/19
mii22.
63
クジラに乗って深海を探索。カタツムリのタクシーでゆっくり寄り道しながら目的地まで進む。タンポポ珈琲の味だって知っていた。空想の中で宇宙までも冒険の旅をしていた幼い頃の私がこの本の中にいた。いつでもわくわくしながら夢の旅へ出かけていた私がいた。フープ博士にとってクマのダダがそうであったように、思いがけない再会に涙がででくる。いとおしいものがいっぱいつまった素敵な絵本。大人になった今だって、ラピスラズリの空に浮かぶ月の美しさに思わず心は宇宙へと思いを馳せていたっけ。そう、夢の旅は終わらない。永遠に。2020/10/11
ハイカラ
46
ロボットと博士の不思議な旅。夢みたいに素晴らしい読後感で最高だった。話の中では『ラピスラズリの夜』が一番好き。2016/07/21
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- 和書
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