内容説明
心も体も休まる温泉と日本の旨いものを求めてフムフムさんは旅を続けます。いで湯に浸かり「フムフム」、舌鼓を打つたびに「うまうま」と腹鼓をポンポンと叩きながら―。
目次
兵庫県有馬温泉―秀吉も訪れた由緒ある温泉地と霜降り牛肉の巻
石川県山代温泉―魯山人が逗留した加賀の温泉宿と冬の味覚王ずわい蟹の巻
岐阜県奥飛騨温泉郷・下呂温泉―世界遺産の白川郷ときめ細やかなサシ入りの飛騨牛の巻
北海道岩尾別温泉・清里温泉―大自然の懐の湯とウニ丼の巻
島根県玉造温泉・湯の川温泉―出雲の美肌の湯とシジミ三昧の巻
熊本県天草下田温泉―キリシタンの島の湯と荒波に揉まれた伊勢海老の巻
青森県みちのく温泉・青荷温泉―山あいのランプの宿と海の幸を結集した究極のワガママ丼の巻
山口県阿知須温泉・持世寺温泉―モダンなデザインの小さな温泉宿と関門海峡の味の巻
鹿児島県霧島温泉郷―火山の懐から湧き出る湯と黒豚・黒牛の滋味の巻
兵庫県城崎温泉―コウノトリも浸かった歴史ある湯と但馬牛・津居山蟹の巻
著者等紹介
坂川栄治[サカガワエイジ]
装丁家、文章家、写真家。1952年北海道生まれ。1987年坂川事務所設立。1993年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Syo
11
温泉も好き。 有名なところばっかり なので、行ったとこ多し。 まぁ高級旅館は、 …だけど。 行きたいねぇ。2015/12/28
Humbaba
7
ゆっくりとお湯に使って素晴らしい景色を堪能し、そしてその土地で取れる美味しい料理に舌鼓を打つ。そうやって時間を過ごすことはこの上ない贅沢とも言える。場所によって食べられるものの種類は変わるが、どのような地方であってもその土地ならではの魅力がある。2015/11/29
のり
6
どの温泉も掛け値なしに、温泉と美味しいものの両方が素晴らしい。一番行きたいと思ったのは、石川県加賀市山代温泉の「古総湯」。ステンドグラスの窓、拭き漆の壁、九谷焼のタイル。明治期の様式が再現されてかっこいい。行ったことのある温泉が載っていたのを見つけたときは嬉しかったです。白い髭をたくわえ、まるい眼鏡、ハットを被った著者も、素敵な温泉と雰囲気が合っていました。2016/03/21
ゆまたろ
4
国内の有名どころ10カ所の温泉を紹介した本。日本は本当に温泉大国だ。そしてどこもその土地のうまい食べ物が豊富にある。お湯は全て源泉掛け流し。生活に疲れたら、ふらりと行ってみたい。中でも天草下田温泉は魅力的。2014/12/25
takachan
3
温泉に行くなら、どこが良いかな、と思って読んだけど都内からは、ちと遠すぎる。この中で行ったことがあるのは、玉造温泉のみだった。2014/10/31