内容説明
「君には、ちゃんとした計画があると思ったよ!!」成果も上がらず、先のまったく見えない分霊箱探しの旅。厳しい状況が、堅い友情に亀裂を入れ、友が去る。友もなく杖もなくし、悄然とするハリーの前に銀色の牝鹿が…。一方、帝王を制するための「死の秘宝」に惹かれるハリー。敵を制するのは「分霊箱」か「秘宝」か。究極の選択を迫られる。襲いくる危機を辛くも脱出する3人。しかしその代償は大きい…。
著者等紹介
ローリング,J.K.[ローリング,J.K.][Rowling,Joanne Kathleen]
1965年、英国南部のチッピング・ソドベリーに生まれる。エクスター大学ではフランス語を専攻。母親を亡くした1990年に、マンチェスターからロンドンのキングズ・クロス駅に向かう汽車のなかで、突然ハリーという魔法使いの少年の構想を得たという。それから2007年までの17年をかけて完成した全7巻は、67ヵ国語に訳され、4億冊以上を売り上げる超ベストセラーとなった。スマーティーズ賞ほか多数の文学賞を受賞し、OBE(大英帝国勲位)やレジオンドヌール章を授与されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
26
R.A.Bことレギュラスが盗み出した分霊箱のロケットを魔法省から奪う事に成功するも破壊にはグリフィンドールの剣が必要だった。再び剣探しに戻るも行く先の分からない三人の仲に亀裂が入り始めてしまう。その中でハリーはヴォルデモートが欲するものの正体を知り…。死の秘宝,中巻。ついに一つ目の分霊箱を手にするも破壊方法が分からずと…その間にここに来てロンとの対立で友情に亀裂が走るとは…。ずっと涙を流すハーマイオニーを見てるともう…。しかし思ったより早く戻ってきたロン。剣は結局ダンブルドアが谷から逃げてその池に→2015/09/08
にゃんころ
18
前巻の引きから予想された最悪な展開は回避したものの、放浪のストレスから三人の気持ちがバラバラに。牝鹿の正体やいかに。少しずつ先の展望が見えてきたものの、目指すべき場所は難関揃いだなぁ…。しもべ妖精とか子鬼のような他種族も絡んできて、盛り上がってきましたね!いよいよ次が本当に最終巻です。 2015/12/05
ロマンチッカーnao
16
後一冊かぁ。と思うと、寂しさが募る。ゆっくりと読みたいと思う。でも、読む手が止まらない。単行本で全巻揃えようと思う。ロンが出ていく。ロンのユーモアがないと成立しない関係性。とにかく最終巻へ。2021/03/24
あきぽん
15
最終章3分冊の2。前半は90年代イギリスの裏世界ではなく、異世界のファンタジーを読んでいる気分になった。色々な伝説、ファンタジーを取り込んでいる本作だけどドラえもんを彷彿させるアイテムが活躍したのにはびっくり。スピルバーグがドラえもんの影響を受けたという都市伝説を聞いたことはあるけど、ローリング、はまさか???それはさておき、また大切な人を失ったハリー、次巻の最終巻まで目が離せない面白さ。2016/06/20
kitten
11
ハリポタ、死の秘宝の二巻。ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人の冒険は波瀾万丈。絶体絶命の危機に陥る。しかし、ダンブルドアはもっとわかりやすく伝えてくれれば、こんなに苦労しないんじゃないかと、ハリーでなくても思ってしまう。ハリーは決して万能の勇者ではなく、多くの失敗をしてしまう。さて、いよいよラスト。続きを読む。2021/06/29