内容説明
危機の先送りは、もうできない。財政政策、金融政策は、もう効果がない。企業の自己改革と税制改革こそ、日本再生のキーワードだ。
目次
プロローグ 所得バブルこそ、不良債権の原因であり結果である
第1章 不良債権処理は真の解決ではない(不動産価格の減少を国債に置き換えるだけの不良債権処理;銀行のバランスシートに日本経済破綻の危険が潜んでいる ほか)
第2章 デフレはもう決して止まらない(戦争が起きることによって経済はインフレ化する;物価下落に大きなインパクトを与えた「産業革命」 ほか)
第3章 膨張し続けるアメリカの株式本位制(世界経済を牽引してきたアメリカ経済の陰り;九〇年代のアメリカがおちいったバランスシート不況 ほか)
第4章 日本経済、破綻と再生のシナリオ(世界史上例をみない危機に直面した日本経済;リンゼー大統領補佐官など、アメリカの円安容認派の本心 ほか)
著者等紹介
水野和夫[ミズノカズオ]
国際証券執行役員、チーフ・エコノミスト、経済調査部担当。1953年11月16日生まれ。愛知県出身。77年早稲田大学政治経済学部卒業。80年、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了後、八千代証券(現国際証券)に入社。98年金融市場調査部長、99年チーフ・エコノミスト、2000年執行役員就任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 繁栄か、衰退か