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出版社内容情報
いきることの喜びと哀しみをうたった大人が読むアンデルセン
156編の童話の中から珠玉の20編を厳選
日本初、デンマーク初版本(1850年)のオリジナル挿画を全点収録
大人が読むアンデルセン童話20編を厳選
生きることの喜びと哀しみ。生きとし生けるものの愚かしさと美しさを教えてくれるアンデルセン。
私たちの心に残る代表作から語り継がれる名作まで。 その世界を堪能できる珠玉の20編を156編の中から厳選しました。
美しい日本語訳、アンデルセンの魅力新発見
夭折した天才的北欧文学者・矢崎源九郎氏の文章は平易でやわらかい語り口と心地よいリズム感が特徴です。 また、アンデルセンに造詣の深い童話作家・立原えりか氏による解説と作家の生涯を収録。
作品の背景とアンデルセンの人物像を通して、「今なぜアンデルセンなのか」が見えてきます。
収録作品(全20編)
[Ⅰ]マッチ売りの少女、豆の上に寝たお姫さま、みにくにアヒルの子、ヒナギク、空飛ぶトランク、すずの兵隊さん、モミの木、ナイチンゲール、とびくらべ、人魚の姫
[Ⅱ]親指姫、コウノトリ、皇帝の新しい着物(はだかの王様)、イーダちゃんのお花、ブタ飼い、赤い靴、一つのさやからとびでた五つのエンドウ豆、火打ち箱、あるおかあさんのお話、野のハクチョウ
1850年、デンマーク初版本の挿画を全点収録
挿画をえがいたペーダセンは、アンデルセン自身が指名した無名の素人画家で海軍士官でした。収録点数51点。
かつてない豪華愛蔵本
上製本・布装・金箔押し・豪華箱入り。
天金・本文2色刷り。ブックデザイン:鈴木成一デザイン室 大切な人へ、ご自身のために ― 長くお手許においていただくのにふさわしい造本です。
*解説 抜粋*
「マッチ売りの少女」が書かれたのは1848年、43歳のアンデルセンは作家として認められ、 生活費に困ることもなくなっていました。「この絵のどれかに話をつけてください」と編集 者に頼まれて、選んだのがマッチを持つ幼い女の子の絵だったのです。絵が思い起こさせた のは、1833年に亡くなった、母親のアネ・マリーでした。 (中略)極貧だった彼女は、物乞いに出されることもたびたびでした。 「どうかお恵みを」と言うことも手を出すこともできずに、橋の下で泣いていたという母の 話を、アンデルセンは忘れられなかったのです。「マッチ売りの少女」は、幼いころのアネ ・マリーそのままでした。
感想・レビュー
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綾瀬ちかこ
おゆ
もだんたいむす
田中
Jadee