ルール!―Rules

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ルール!―Rules

  • 工藤 純子【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2023/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 30pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月30日 08時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065332436
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

『サイコーの通知表』『だれもみえない教室で』など学校における子どもたちの生きづらさに寄り添った作品を生み出し続ける児童文学作家・工藤純子。朝日中高生新聞の連載小説に大幅加筆した最新作のテーマは、ずばり「校則」です!

文芸部に所属する中2の朝比奈知里(あさひな・ちり)が校門を出てすぐ、スマホがヴヴッと震えた。登下校中のスマホの使用は、保護者との連絡以外は原則禁止。かけてきたのは姉で、コンサートの申し込みを代わりにやってほしいというお願いごとだった。通話を切った知里は、チケット販売のサイトにアクセス……そのとたん、背後からスマホの使用をとがめたのは生徒指導の三崎先生だった。スマホを没収されてしまう知里。しかし、級友たちの証言で、三崎先生は、通話するところからずっと知里を監視し、サイトにアクセスするのを待ち受けていたかのように声をかけたことがわかった。
同じ文芸部の晃太郎(こうたろう)は、生まれつきの髪型がモヒカンのようだから切ってこいと言われた。父がドイツ人、母が日本人で赤茶色の髪をした友樹(ともき)は、地毛証明書を出せと言われた。校則って、何のためにあるのだろう? 生徒を取り締まるためにあるのだろうか?
もやもやした思いを抱えた文芸部員たちは、理不尽な校則を変えようと立ち上がる。しかし、当の生徒たちの中から校則を変えたいという声があがってこない。学校生活の規律や校則を自分たちで考えることは、途方もなく大変だという現実に突き当たる。

はたして、知里たちは、校則を変えることができるのでしょうか? 現実の社会でも、あまりに理不尽な「ブラック校則」に注目が集まり、校則の変更や撤廃の議論がなされている中、校則とは何なのかという疑問を物語の力で伝える一作です! 巻末には、朝日中高生新聞紙上で行われた、中学生たちと名古屋大学の内田良教授、そして著者の工藤純子さんによる校則にまつわる座談会を掲載します。

内容説明

生まれつきなのに髪型がモヒカンのようだから切れと言われた。ミックスルーツで髪が赤茶色なのに地毛証明書を出せと言われた。校則って、何のためにあるの?生徒を取り締まるため?はたして中学生たちは、自らの手でヘンすぎる校則を変えることができるのか?巻末には、中・高生×社会学者×児童文学作家による座談会「校則にまつわる本音トーク」を収録!

著者等紹介

工藤純子[クドウジュンコ]
東京都生まれ。2017年、『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

79
児童書。YA。ブラック校則▽文芸部2年の朝比奈知里(あさひなちり)は、登下校中のスマホ使用禁止の校則違反でスマホを没収された。返してもらう為には反省文を職員室で読み上げなければならない。校則にも納得できず《見せしめ》だと感じた知里は、「中学生の主張コンクール」で校則をテーマに作文を書く決意をした。生徒会や先輩たちと共に、知里は「校則アンケート」を実施する▽大人に意見する勇気や、思い込みに対する気づき、行動の大切さ等、中学生にピッタリなお話でした。90項目も校則があるなんて!とも思うけど意外とあるかも2024/02/09

まる子

32
何年か前に読んだ光丘真理さんの『赤毛証明』は「ふつうって何?」が心に響いた。こちら『ルール!』は、中2の文芸部の知里が下校時(校門外)にスマホで電話していた事に始まった、中学生が理不尽な校則を変えられるか⁉️問題。「ルール」と「校則」の違いから始まり、でもなぜ他の生徒は声を上げないのか?そんな中「中学生の主張コンクール」に出た知里。文芸部、クラス、学校を巻き込んで校則は変えられたのか⁉️変えられるものなのか⁉️ラストがどうなるのかは言えませんが、『赤毛証明』とは違う面白さだった✨YA2023/11/10

信兵衛

23
知里ら生徒たちの行動、作戦ぶりが素晴らしい。 こうした問題に、自分たちでよく考え、行動を移せるという姿勢こそ、本来先生たちが生徒に求めるべきことでしょう。 「中学生の主張」コンクール出場のための校内予選、知里の発表が素晴らしい。拍手喝さいも当然のこと。2024/03/17

雪丸 風人

20
心が浮き立つような読書体験でした!主人公は作家志望の中学2年生。校則にまるで無関心だった彼女が、トラブルの悔しさをバネに立ち上がり、仲間とともに考え、行動することで、かけがえのない経験をしていきます。これは幅広い世代に刺さるな~。大人もぜひ読むべき。とくに9章『中学生の主張』からは目をそらしてはいけないと感じました。子ども視点では、相手を尊重しながら気持ちを伝え合うことの尊さを実感できるのではないかと思います。面白いだけで終わらない、たいせつな気づきに満ち溢れた逸品です。(対象年齢は12歳以上かな?)2023/10/26

そうたそ

14
★★★☆☆ 最近読んだ同著者の「サイコーの通知表」と、学校での子どもたちの生きづらさを描いている点では通ずるものがあるかと思う。本作では、理不尽な校則にがんじがらめにされている生徒たちが、自分たち自身で校則の見直しを学校側にはかろうと行動する様を描くストーリー。トンデモ校則がニュースで取り上げられる昨今、校則って何なのかと今一度考えさせられる。規律が、伝統がと紋切り型の答えしか返さない教師たちに毅然として立ち向かう生徒たちの何と勇ましいことか。サクッと読める話だが、考えさせられることは多かった。2024/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21522647
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。