静山社文庫 火盗改特命同心 一網打尽

大谷 羊太郎【著】

静山社（2011/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 301p／高さ 15cm
• 商品コード 9784863891166
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ミステリーと大捕物、これぞ江戸川乱歩賞作家の新境地！
火盗改同心・室崎銀次郎が、江戸と関八州を揺るがす大強盗事件を暴く！

【本書の内容】
鋭い推理力で巧みに事件の真相に迫る南町奉行所の定町廻り同心・室崎銀次郎。武士としての身分は低いが、その功績を認められ、前例のない「火付盗賊改方御用 特命同心」に任命される。江戸で不可解な押し込み強盗が多発する中、強盗を懲らしめる謎の男が出現。男の目的は何なのか？　同心にして火盗改となった銀次郎は、葵の御紋が刻まれた拝命札を手に、江戸と関八州を揺るがす大強盗事件に挑む。江戸川乱歩賞作家の新・時代小説第１弾！

内容説明

鋭い推理力で巧みに事件の真相に迫る南町奉行所の定町廻り同心・室崎銀次郎。武士としての身分は低いが、その功績を認められ、前例のない「火付盗賊改方御用特命同心」に任命される。江戸で不可解な押し込み強盗が多発する中、強盗を懲らしめる謎の男が出現。男の目的は何なのか？同心にして火盗改となった銀次郎は、葵の御紋が刻まれた拝命札を手に、江戸と関八州を揺るがす大強盗事件に挑む。江戸川乱歩賞作家の新・時代小説第一弾。

著者等紹介

大谷羊太郎［オオタニヨウタロウ］
１９３１年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、１９７０年に『殺意の演奏』（講談社）で第一六回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。近年は得意のトリックを生かした時代小説を意欲的に発表している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nyaboko]

町方と火盗とが手を組んで特務機関を作り、そのうち町方同心が主人公。うーん、題材は面白いしストーリーも面白いハズなんだけど、文章がくどいというか、進め方というか…編集というか、もっさりしてて面白さを激減させてるカンジ。もっとガツガツ削ってテンポよく進めて欲しいかな。

2013/02/15

[ひかつば＠呑ん読会堪能中]

火盗改といえば鬼平シリーズがすぐに浮かぶが、こちらは同心が主役。それも町奉行所と火盗改が手を組めばより一層成果が上がるという老中の考えから、奉行所同心の中でも能力の抜きんでた銀次郎が火盗改の同心を兼務するという奇抜な設定。普段は町奉行所の同心だが懐に「火付盗賊改方御用特命同心」という札を忍ばせ、いざというときは火盗改としてその場で解決できるというもの。鬼平シリーズ同様、大物小物の盗人との駆け引きや、ミステリ作家らしい謎の解き方などなかなか面白かったが、どうも白黒の頃の時代劇映画を彷彿させる、悪く言えばチト

2012/10/01

[コニタン]

町奉行所同心と火盗改と兼務って、ちょっと有り得ない感じだけど、面白いからまあいっか！

2012/10/26