出版社内容情報
天賦の才に恵まれながら、今も日々努力を続ける孤高の人、イチロー。単独インタビューと試合観戦録から勝利への10ヵ条を見出す。
内容説明
戦いの主導権は一瞬にして移るもの。優勢に見える流れも、一球が変えてしまう。厳しい実力主義のメジャーリーグで熾烈な戦いを続けている孤高の天才・イチロー。次々と記録を塗り替え、順風満帆に見える野球人生。しかし打撃不振や進化を続ける打撃フォームなど、今も苦悩と闘っている。完璧をめざす食の世界の「職人」を長年取材してきた著者ならではの視点で、球界の「職人」に単独インタヴュー。10年間の試合観戦記録から、勝つための10ヵ条を見出す。
目次
序章 イチロー単独インタヴュー
第1章 イチローの仕草の意味
第2章 スランプのときに気づくこと
第3章 小さな積み重ねが大きな結果を生む
第4章 プレッシャーや不運の先に成長がある
第5章 どんな職人にも「完璧」はあり得ない
第6章 心と技術のリズムを整える
第7章 イチローの一挙手一投足を追って
第8章 メジャー一〇年、進化しつづけるイチロー
著者等紹介
山本益博[ヤマモトマスヒロ]
1948年、東京都に生まれる。早稲田大学卒業。学生時代の四年間、名人の高座に通い詰め、その仕草をすべて記憶し分析する観察力は、処女作『さよなら名人藝桂文楽の世界』(晶文社)として結実。その後、食の職人を取材し、料理評論の第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムーミン
17
心底イチローが好きなことが伝わってきました。2020/10/23
ゆに氏
2
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」 という言葉気表されるようにイチローの考え、行動を見つめることができる本。 著者がイチローと直に話し、また観察したことを惜しげも無くまとめて頂いている。 出版時点で10年連続200安打継続中とイチローの全盛期の最後の時期を迎えている。その10年の経験を垣間見るとイチローが我々と同じ人間として如何に悩み、試行錯誤を続けてきたのかを知ることができる。 2021年を迎えた今、それ以降の話もどこかで拝見したいなと思う。2021/08/09
よっちん
2
イチローが好きな人はその1挙手1投足が書かれてあるので興味を引くかもしれない。イチローが準備を怠りないことがよくわかった。2011/05/29