出版社内容情報
「庚申信仰」を利用する悪党一味に手を貸し、逆に命を狙われた男。あいびき橋で待つ女との再会に、銀次郎が策を練る!シリーズ第五弾!
内容説明
ある老夫婦の家に賊が侵入、有り金残らず奪われ惨殺される。押し込みに力を貸した若い小平次は、帰りがけに馴染みの与太郎に姿を見られてしまう。しかし、与太郎にも誰にも言えない秘密があった。民間信仰の一つ、庚申信仰を利用し、口封じに彼らを消そうとする悪党一味の動きに、銀次郎が目をつける。行方不明になった男二人が交わした密事の裏に何があったのか?シリーズ好評第五弾。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』(講談社)で第一六回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を一二〇冊以上発表。『紫同心江戸秘帖』シリーズで時代小説にも進出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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