出版社内容情報
妖艶な美貌で男たちをみな破滅に導く女義太夫の死。その裏には金と欲にまみれた陰謀と、母と子の哀しい秘話があった。シリーズ第四弾
内容説明
出世欲に燃える寺社奉行・水野忠邦は、多額の賄賂をもらっていた多賀又七郎という旗本との間にある問題を抱え、絶体絶命の窮地に追い込まれていた。その多賀が入れ込んでいる女義太夫―妖艶な美貌で男たちをみな破滅に導くという噂の女が、何者かに斬り殺される。犯人を追う「紫同心」室崎銀次郎の前に、新たに現れた謎の容疑者。金と欲にまみれた陰謀の裏に、母と子の哀しい秘話があった。シリーズ好評第四弾。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』(講談社)で第一六回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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