出版社内容情報
若き剛腕幹事長・小沢一郎は自民党に公然と反旗を翻した。経世会の分裂、非自民政権の樹立、政界を揺るがす破壊と創造の目的とは!?
内容説明
竹下派「経世会」の若き実力者・小沢一郎は、自民党幹事長、竹下派会長代行を歴任し、政治改革を錦の御旗に権力を集中させていた。だが、後ろ盾である金丸信の失脚後、批判が噴出、経世会は激しい権力闘争へ突入した。経世会分裂、細川護熙擁立の「非自民政権」、自民の巻き返し「自社さ政権」…、繰り返される破壊と創造、小沢対反小沢の攻防。権力中枢の奪還をめざす小沢は、ついに宿敵・野中広務と手を組んで自民との連立に動くが―。シリーズ第六弾。
目次
第1章 剛腕の自民党改革
第2章 自民党一党支配の終焉
第3章 自民VS非自民、権力奪取の死闘
第4章 破壊と創造の季節
第5章 権力中枢の“磁力”
第6章 自民党との訣別
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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α0350α
4
読む本に困ったので4巻5巻を飛ばして6巻を読んでしまいました。現在自民党の人でも昔は違う党にいたんだなというのが面白かったです。2017/03/16
南註亭
2
平成の日本政治は、好き嫌いは別にして事実として小沢一郎をひとつの軸として推移した。本書は小沢礼賛ではなく、反小沢勢力がいかに小沢に対して潰しにかかったかを描いている。ドキュメンタリーフィクションではあるが、資料性もある1冊。2012/04/16
岡 幸治
0
これを読むと、小沢という人は単なる破壊者、わがまま、独善的な人ではなく、極端な原理原則主義者であり、予想外に情に転ぶところがあるように感じられる。 将来どんな評価が出るかは別として90年前後から今まで小沢なしでは政界を語れないという意味では歴史に残る人物であろうと思う。2012/06/01
海
0
このシリーズで読んだのはこれが3冊目だけど、読んでて一番モヤモヤした本。著者は小沢一郎からお金でも貰って書いたの?と穿った見方をしてしまうぐらい小沢マンセー。贔屓の引き倒しって言葉が当てはまってしまいそう。この本の小沢はまるで北朝鮮建国の祖のように神格化されてますw2011/09/19