感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
37
初めて読む本格的なハワイ文学。獰猛な資本主義の闇、文化や人間同士が生み出す残酷な現実、そのなかで抗いながら生きる家族の愛と絶望の物語。そして、退廃の中においても息づく母なる大地の神秘を描き切った力強い幻想文学でもある。はっきりと明快には語られていないのに、人々が生きて育んできた歴史の重み、神々や精霊が宿る地の力をまざまざと見せつけられたようだ。荒々しくはあるが正に入魂の筆運び。ポリフォニックな語りをものにした意欲的な構成にも感服した。これもまた驚異のデビュー作である。これからが非常に楽しみな作家だ。2024/03/13
takao
1
ふむ2024/10/08
matsu0310
0
☆☆何読んでも既読感…は、老人性痴呆?2024/06/21