内容説明
一見ランダム奏でているように思える36篇のショートショートが、ラストには1編の長編小説交響楽となります。さあ、「くすり、どきり、ほっこり」と、どんでん返しを楽しみましょう。
目次
1章 大学の奇談(飛び出す絵本旅;前兆 ほか)
2章 巷の奇談(遍路のご利益;廃校ホラー館 ほか)
3章 小中学の奇談(ごちゃごちゃ昔話;珍答だらけ ほか)
4章 救世主の奇談(お山の御殿;アツアツ物語 ほか)
著者等紹介
目代雄一[モクダイユウイチ]
高知県生まれ。学校勤務を経て、現在はショートショート作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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toshi
8
前に読んだ「開けてもいい玉手箱」もそうだったけれど、文章や構成はしっかりしているので読みやすいものの内容は玉石混交。 アイデアは良いけれど生かし切れていないもの、そもそもアイデアがイマイチなものが多くて完成度が低い作品が多い。 それぞれの作品の舞台は基本的に同じで、登場人物がかぶっていたり、連作短編集みたいになっているところはショートショートとしては新しい感じがしたけれど、生かし切れていない。2023/07/13
ケン
6
作家さんには申し訳ないけど、イマイチだった…。オチが無かったりジョークがジョークになっていない作品が多かった印象。ショートショートという短い文章でうまくお話を作るのって難しいんだろうなぁ。2025/03/12