内容説明
アンソロジー『はじめまして現代川柳』編者の、『水牛の余波』『転校生は蟻まみれ』につづく第三句集。
目次
1 人体は樹に、樹は人体に
2 鳩と蛇
3 幻化に似たり
4 廃園に離乳食
5 左手にマングース
著者等紹介
小池正博[コイケマサヒロ]
1954年生まれ。「川柳スパイラル」編集発行人。日本連句協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumiha
35
イチオシは「虻の眼にうつる世界の照り返し」。世界の真実をそのまま正しく見ているのは虻、という断言がいい。なんせ人間なんて利害やら邪心やらに眼を眩ませられてるからね。「猫の耳つけて構えるスナイパー」も、猫派として取り上げたい。犬よりも猫の聴覚は優れているから周囲の音を聞き取れる。それとも猫耳付きカチューシャの可愛さで誤魔化そうとしてはるんやろか。「入口には鳥 出口には鳥もどき」「初心にも特殊メイクをしておこう」は、初心者の頃の純粋な熱意が経験を重ねるたびに邪心まじりになってしまう愚かさ・哀しさを読み取った。2026/09/03
秤
2
海亀のテントめざして来てください│酔うたびに街を消してもいられない│握っても握り返さぬニュータイプ│読唇術で睡蓮は咲く│どうしても緑に染まる鳩と蛇│星を呑む話ができる恢復期│犀の角ペニスのように切りとった│のど見せて眠るこどもの孤独祭│ガジュマルの根元でやっと仲直り│道づれになろうよ空が狡そうだ│一角獣の角を折っても退屈だ│攻めることにする左手にマングース│竜の血を浴びてお肌が荒れちゃった│手旗信号で夕陽を呼び寄せる2025/02/01
そ
0
スパリとくる言葉選び 私にない引き出しがいっぱいあっていいな〜2024/09/24




