山中智恵子歌集

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山中智恵子歌集

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  • サイズ 46判/ページ数 289p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863855311
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報



山中智恵子[ヤマナカチエコ]
著・文・その他

水原紫苑[ミズハラシオン]
編集

内容説明

「私は言葉だつた。」短歌の韻律に乗せて人間存在を徹底的に問うた歌人・山中智恵子。代表歌集『紡錘』『みずかありなむ』『夢之記』を完本で収録する。

目次

『空間格子』抄
『紡錘』(完本)
『みずかありなむ』(完本)
『虚空日月』抄
『青章』抄
『短歌行』抄
『星醒記』抄
『星肆』抄
『神末』抄
『喝食天』抄
『夢之記』(完本)
『黒翁』抄
『風騒思女集』抄
『玉蜻』抄
『玉〓鎮石』抄
『玲瓏之記』抄
『青扇』抄

著者等紹介

山中智恵子[ヤマナカチエコ]
1925(大正14)年愛知県名古屋市生まれ。前川佐美雄に師事。1946年秋「日本歌人」入会。1954年第1回「短歌研究」新人賞応募(佳作)。1960年塚本邦雄らの同人誌「極」に、1964年村上一郎の同人誌「無名鬼」に参加。歌集に『紡錘』『みずかありなむ』『青草』(現代短歌女流賞)『星肆』(迢空賞)『夢之記』『黒翁』『玉蜻』など。他にライフワーク『斎宮志』に代表される斎宮制度解明の史書がある。2006年の没後に『山中智恵子全歌集』『玉すだれ 山中智恵子句集』。鈴鹿市寺家町正因寺の山中家の墓に眠る

水原紫苑[ミズハラシオン]
1959年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。86年、「中部短歌会」に入会。以後春日井建に師事、師の没後は単独で活動。歌集に『びあんか』(第34回現代歌人協会賞)『客人』(第1回駿河梅花文学賞)『くわんおん』(第10回河野愛子賞)『あかるたへ』(第5回山本健吉賞・第10回若山牧水賞)『えぴすとれー』(第28回紫式部文学賞)『如何なる花束にも無き花を』(第62回毎日芸術賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rinakko

6
〈バビロンの肝占ひの羊皮紙に心ほろぼすよろこびしるす〉〈さくらばな陽に泡立つを見守(まも)りゐるこの冥き遊星に人と生れて〉〈異境とは誰(た)が異境とぞ急(せ)き問ひて何すれぞここにわれを捨てざる〉〈幻の林のまひる月、日、星、羽のむらさき空に叛くや〉〈権力と音はかかはるはげしかる則天武后に音楽の書ありと〉〈雲入(くもいり)といふ雲雀料理のありしこと料理物語に読むことあはれ〉〈脳(なづき)に薔薇植ゑられてわがさすらふは世紀尽くるもたのしかるらむ〉〈いづくかに玉葱の王ありといふ 廃せられたる王にあらずや〉2023/02/11

月音

3
神韻縹渺とは、このような作品をいうのだろうか。神話・古典作品から想を得たものが多く、古語がちりばめられた独特の歌風は、難解だが心をとらえて離さない力がある。「私」という存在や日常性が希薄な歌は古代の巫女の託宣のようで、あるいはこの人の魂は神庭に遊ぶ童女なのかもしれないとも思う。夜の静けさに浸されながらゆっくりとページを繰り、いつまでも他界から響いてくる声に耳をすませていた。⇒続2022/11/05

denden

2
山中智恵子の歌集、1925年-2006年、「現代の巫女とも評され女流における前衛歌人の代表的存在である(Wikiから)。この人の歌集をどれほどの人が待ち望んでいたか、かく言う私も実に実に待ち望んでいた。そして私が大変失礼ながら神と崇める水原紫苑様の編で読む日が来るとは夢のようである。 とかく難解、と言われる山中智恵子であるが、難解だけではなく来歴やその日常まで、知ろうとするだけで相当難渋する歌人であり、その姿を紹介頂くには短歌界のご仁でなければ無理と思う故、水原紫苑は全くもって相応しい。2024/10/14

あんず

0
まさしく言葉を司る巫女と表現するのが相応しい人だと思った。31字の縛りを感じさせないほど悠々と言葉を紡ぎ、湧き出る泉を生み出してしまう人。はっきりした自己の一人称より客体的な視点が多い気がして、それが神秘性を深めている気がする。「むしろひとに捨てしは心」など不思議と人間より神に近い視点のようでハッとした。正直難解なところが多く感覚的に追うことしかできなかったけど、表現一つ一つがとても美しかった。以下特に好きなもの…空の葵紫よりも淡く翳りみせてまひるまにわが瞠しことの夕敗走す/2025/04/30

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