1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
56
「特集 葛原妙子」を読むために購入。様々な歌人が彼女の名前を引いているので、どんな人物だったのか以前から知りたかった。本書で概要を知ることができた。また、なんと異様で豊潤なイメージを持つ歌を作られていたのだろうという畏怖の混じった驚きも持った。わたしはとても歌を詠むことはできないけれど、歌人に対するあこがれは持ち続けたい。2021/11/16
かふ
13
この号は「幻視の女王」葛原妙子特集がメインだが、それにともなって女性歌人の活躍が目覚ましいのだった。二代目「幻視の女王」を襲名するのは誰なのか?という俗な興味を持って読んでしまった。二代目襲名『極道の妻たち』のようなんだもの。極道=幻想という感じで。林あまり、水原紫苑、紀野恵の後継者争いに、川野芽生というとんでもないヒットウーマンが現れた!https://note.com/aoyadokari/n/n212f98f57b1e2023/02/05
yumicomachi
4
往復書簡がたいそう好きなのだが、このムックにはなんと三つも掲載されている。特集1「葛原妙子」では川野里子×水原紫苑、特集2「川野芽生」では山尾悠子×川野芽生、連載「歌人への手紙」では佐藤弓生×小原奈美。どのやりとりも互いへの敬意と緊張感に満ちていて、読んでいて幸福感があった。葛原妙子についてはほぼ何も知らなかったが、良い入口になったと思う。暗闇の中の透かし鬼灯の枝を「レピンさん」が抱える、東直子による表紙装画も魅力的。ボリュームがあり贅沢な一冊だ。2021年8月1日刊で、すこし前の世界の空気も感じられる。2023/10/11
みゆか
2
思えば大きなお世話だったな無理やりに桔梗の蕾を剥がして開き(川島結佳子) ともだちが短歌をばかにしないことうれしくてジン・ジン・ジンギスカン(北山あさひ)2021/11/23
おひだい
0
葛原妙子の人生がしっかり分かった。キリスト教徒じゃなくてもキリストの短歌とか詠んていいんだね2025/01/07