内容説明
現代川柳は“現在”の破片である―。川柳の伝統を批判的に受け継ぐ現代川柳作家による480句。
目次
1 イカロスの罠
2 ヘルタースケルター
3 仮説の家
著者等紹介
湊圭伍[ミナトケイゴ]
1973年大阪生まれ。2009年より「川柳バックストローク」に投句、2010年(第30号)より同人。同時期より「川柳結社ふらすこてん」に投句。以降、「川柳カード」、「川柳スパイラル」、「せんりゅうぐるーぷGOKEN」同人。小池正博編『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房、2020年)に、湊圭史名義で自選76句掲載。詩誌「Lyric Jungle」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumiha
35
湊圭伍の川柳句集。これもぶっ飛んでいる。一般受けしない川柳、ちっとも耳触りの良くない「空耳」の句ばかり(←褒めている)。「きみも勿論だがむしろ枕がよく戦った」戦った相手は悪夢か?侵入者か?枕を楯にしたことは確か。「うれしそうな顔をしている蛆だなあ」川柳でも俳句でもウジ虫を詠んだ句は初めて見た。「まだ淋しくないと救急車の遠吠え」ずっと消防署で待機している救急車か?コロナのせいで近ごろは、遠吠えしてるヒマはないよ。「金メダル噛むとかならず白目剝く」ふむふむ。反対を押し切るであろうオリンピックの表彰台が楽しみ。2021/06/14
Nene
0
わかる句もわからない句もあった。2024/10/03
滑車
0
荒唐無稽だけど落ち着きのある感覚。2022/03/21