内容説明
川上日車、石部明から八上桐子、柳本々々まで35名の76句選!いまいちばんおもしろい言葉がつまった現代川柳の決定版アンソロジー。
目次
第1章 現代川柳の諸相(石田柊馬;石部明 ほか)
第2章 現代川柳の展開(くんじろう;小池正博 ほか)
第3章 現代川柳の源流(川上日車;木村半文銭 ほか)
第4章 ポスト現代川柳(飯島章友;川合大祐 ほか)
第5章 現代川柳小史
著者等紹介
小池正博[コイケマサヒロ]
1954年、大阪府生まれ。1997年「現代川柳点鐘の会」に入会、墨作二郎に師事。「バックストローク」「川柳カード」同人を経て「川柳スパイラル」編集発行人。日本連句協会理事。「大阪連句懇話会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumiha
43
久しぶりに川柳をたんまり読む。100年以上前の川柳作家から今活躍している方々まで35名の作品を俯瞰的に読むことができるアンソロジー。心惹かれる句も多い。好みで言えば、「レタス裂く窓いっぱいの異人船」(加藤久子)が現実と非現実にまたがって想像力をかき立てる。猫の句が少ないのが物足りんぞぃ。「満月の猫はひらりとあの世まで」(海地大破)「ほしいのだ猫の見つめている空を」(野沢省吾)など。第4章ポスト現代川柳の句は、インパクト大。「「「「「「「「蚊」」」」」」」」(川合大祐)の「」を蚊に迫りくる両手と読んだ。 2021/02/25
Tenouji
16
川柳といえば、サラリーマン川柳を想像してしまうが、ここに掲載されているのは、短い散文のような集まりで、作者ごとに味わうと、作者の視点みたいなものが見えてくる。それがとても新鮮だった。2021/09/08
双海(ふたみ)
13
現代川柳35名のアンソロジー。入門にいいかも!2021/11/13
かふ
12
図書館本なので返却期限が来たので感想を。「現代川柳」と「俳句自由律」の境も曖昧なのだが、「川柳」では一応口語で現代仮名遣い、季語はあってもなくても良い。川柳で注目される人は時実新子だという。彼女は歌人であったのだが自分を詠みすぎるということで破門されたという。それで川柳界の第一人者になったのだが、彼女の元から出てきた人を「新子チルドレン」と呼んでいるのは「土井チルドレン」の文字りか?川柳は短歌の方が流儀としては近いのかもしれない。今ではネットでつぶやくという感じで流行っているという。七七の14文字だという2023/08/04
のの
9
本屋さんで手にとったら知ってるひとの名前があったので購入。 現代川柳っておもっていた感じとちがってとても親しみやすく、ことば図鑑のようでおもしろかった。 2023/12/30
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