目次
1(冬の星図;春の印画紙;夢のあらすじ)
2(あかりヶ丘ニュータウン;衛星都市の夜;ロードサイド・ビューティー ほか)
3(常夜灯;ナイトフライト;テイクオフ・アンド・ランディング ほか)
著者等紹介
伊波真人[イナミマサト]
1984年、群馬県高崎市生まれ。早稲田大学文学部卒。大学在学中に短歌の創作を始める。2013年、「冬の星図」により第59回角川短歌賞受賞。「早稲田短歌会」を経て、歌人集団「かばん」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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茜
38
普段は気にも留めないような光景が彼の短歌によって光出す。そんな感じを受けました。何気ない日常がその人にとって意味を持ってくる。それは写真に収められた一枚の風景のようだ。ある時は星であったり、またある時は夜そのものだったり、またある時は季節だったり。表紙は大瀧詠一の「A LONG VACATION」のジャケットを手掛けた人物でその表紙がまたいっそう収められている短歌の存在感を際立たせています。キレイな短歌だけではなくクスッと笑ってしまう物もあり「シャッターを押すの見たことないけれど君のニコンは首飾りかい」2018/01/14
ゆみ
27
ダイバーのことを詠ったものもあって とても共感した。日常のほんの少しの揺らぎを感じる素敵な歌集でした。 深いというよりは果てしない空を感じる作品集。 2018/12/18
hannahhannah
12
短歌集。短歌のリズムで読んでると経を読んでるような気分になって寒気がするので、普通に詩を読むように読んだ。断末魔の絶叫が常道を逸し、のたうち突入するようなエグい短歌があるかなと思ったけど、なかった。著者近影が細身でオシャレでゲイのようだった。2018/03/09
双海(ふたみ)
11
1984年、群馬県高崎市生まれ。早稲田大学文学部卒。大学在学中に短歌の創作を始める。2013年、「冬の星図」により第59回角川短歌賞受賞。「早稲田短歌会」を経て、歌人集団「かばん」会員。「夜の底映したような静けさをたたえて冬のプールは眠る」「六月のやさしい雨よ恋人のいる人が持つ雨傘の赤」「あかつきの郵便受けの暗がりは祈りのようなしずけさを持つ」「書きかけの手紙を机に広げればそこだけ凪いだ渚のようで」2023/07/09
ろびん
4
風景がほんとうに静かで綺麗で、好きです。2020/01/01