出版社内容情報
荒涼たる原野ロサンゼルスから
霧のサンフランシスコへ
見たこと、聞いたことをそのまま表現しないことに徹した
詩的リアリティーの顕在化。空想の世界へ。
春と夏、二つの季節をサンフランシスコで過ごしながら書いた、漂流記に近い滞在記。
「非叙事小説の珍景を見せてくれて新たな境地に達した」(大山文学賞)
「鄭泳文小説の新しさであり、韓国文学の新しさ」(東仁文学賞)
「些細なことの中で物語りを作り出す卓越した能力を持っている」(韓戊淑文学賞)
鄭 泳 文[チョン ヨンムン]
1965年、慶尚南道咸陽に生まれる。
1996年、長編『やっと存在する人間』を発表して作品活動をスタートした。ソウル大学で心理学を勉強して、人間心理の本然の問題にこだわってきた作家である。韓国の文学では稀な死と救援の問題、人間の夢と本能的な悪魔性など、暗くて難解なテーマを扱ってきた。デビュー作以来、グロテスクな素材や残酷な悪魔性を描いており、また生活の倦怠感に耐えられない主人公を多く登場させている。しかし、鄭泳文の小説にはユーモアが必ず入っており、このユーモアは世界に対する虚脱な嘲弄から始まったもので、社会の不条理を知った後に感じる虚無感である。
代表作として長編小説『血の気のない独白』、『月に憑かれたピエロ』、『ワセリンブッダ』と小説集『黒い話の鎖』、牧神のある午後』などがある。
1999年、『黒い話の鎖』で第12回〈東西文学賞〉受賞。2012年、『ある作為の世界』で第17回〈韓戊淑文学賞〉、第43回〈東仁文学賞〉、第20回〈大山文学賞〉受賞。
内容説明
春と夏、二つの季節をサンフランシスコで過ごしながら書いた、漂流記に近い滞在記。
著者等紹介
鄭泳文[チョンヨンムン]
1965年、慶尚南道咸陽生まれ。ソウル大学心理学科卒業。1996年、長編小説『やっと存在する人間』でデビュー。1999年、第12回東西文学賞、2012年、第20回大山文学賞小説部門、第43回東仁文学賞、第17回韓戊淑文学賞受賞
奇廷修[キチョンシュウ]
1971年、ソウル生まれ。梨花女子大学政治外交学科卒業。梨花女子大学言論情報学科大学院修士。日本大学芸術大学院映像専攻修士。2013年、大山文化財団翻訳部門選定。現在、ハンギョレ新聞社ハンギョレの教育文化センター在職
保坂祐二[ホサカユウジ]
韓国ソウル在住。現在、世宗大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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