新鋭短歌<br> 瀬戸際レモン

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新鋭短歌
瀬戸際レモン

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  • サイズ B6判/ページ数 139p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863852259
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報

【歌の宝箱から飛び出す音韻とイメージ】
憧れの気配が朝のひかりのように、
鳥の羽のように、短歌の形となっている。
(加藤治郎)


[自選短歌五首]
ひとりでに落ちてくる水 れん びん れん びん たぶんひとりでほろんでゆくの

七色のボールペンには七本のばねがあるのでしょうね、雨

ちみしいをひっくりかえすとさみしいになるって知ってた? うそだよ ちよなら

新品の靴下につくピンセットみたいなあれを集めています

スポンジにふくませたみず はなびらの切手をまっすぐはるのでしたよ

蒼井 杏[アオイ アン]
2015年、未来短歌会に入会。加藤治郎に師事。
とてもひとみしりな雨女。
第6 回中城ふみ子賞、第57 回短歌研究新人賞次席。

目次

1(空壜ながし;多肉少女と雨;ぎりぎり ほか)
2(饂飩の湯気で眼鏡がくもれば;橋とぱたん;星がこぼれる ほか)
3(銀色、きんいろ;檸檬再考;でもたぶんどうしようもなく ほか)

著者等紹介

蒼井杏[アオイアン]
2015年、未来短歌会に入会。加藤治郎に師事。第6回中城ふみ子賞、第57回短歌研究新人賞次席(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

72
「音楽的な短歌ありますか?」という無茶ぶりに答えてくれた店主さんの一押しがこの短歌本!たたみかけるような音達が面白い。「ひとりでに落ちてくる水 れん びん れん びん たぶんひとりでほろんでゆくの」「すいません よわいわたしをはなしがいにしているわたし こてん ぱん の きゅう」「キッチンの換気扇がまだ回っている気がする気がする気がする気がする」確かに音楽的だ! 2016/09/10

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

58
「プレゼント レモンかライム 選べます rhymeが好きで 緑を包む」 っと、久々に一句詠んでみました。それにしても、この本に収められている短歌はぶっ飛んでいて、何度か読み返してみても、その世界観の全てを理解することは容易ではありませんね。でも、オノマトペの表現がおもしろかったり、私の想像のつかないところへ連れて行ってくれたりして、なかなか興味深かったです。どういうシチュエーションや心境で詠んだのか、そちらの方に関心があります。短歌も音楽と一緒で、音の響きが重要だと感じたのでした。2017/11/05

たーぼー

55
慌ただしい日常にあって、何の感慨も無く通り過ぎる景色を自在に見つめる繊細な感性の数々は、どれも琴線に触れるものばかりで実に清々しい。でも、現実的な領域を飛び越え、空想が混然と入り込む独特の世界も作りあげるから油断がならない。可愛らしいもの、ちょっと憂鬱なもの、ドキッとさせられるもの・・・。今は手元に赤い付箋しかないが、気に入った歌には黄色を(檸檬色を)付してあげたい。≪自動ドアに認識されて鳥じゃないことに気付いた月曜日のあさ≫。≪レモンパイなど食べながらわかってるもう檸檬には戻れないこと≫がお気に入り。2016/12/21

コットン

54
再読「18ー10stenless steel japanの字見ている私を見ているスプーン」も良い。2020/07/10

kaizen@名古屋de朝活読書会

33
蒼井杏 短歌 水玉のマグに珈琲みなぎらせ居間という名のアウェイに向かう 百足の上履き駆けてゆく廊下/おいてきぼりの/目覚めれば、雨 ひとりでに落ちてくる水れんびんれんびんたぶんひとりでほろんでゆくの ピーターの絵本のように函入りの記憶がありますひもとけば、雨 てのひらで完結している目薬の壜のファセットなぞりつつ、雨 花びらをうまく散らせぬ木があってもう少しだけ見ています、雨 8Fのシネマフロアの自動ドアひらけば空中庭園は、雨 #返歌 1Fの発電装置の重い扉(ドア)閉じて綴じ込む日中は雨2016/12/14

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