新鋭短歌<br> 春戦争

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新鋭短歌
春戦争

  • 陣崎 草子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 書肆侃侃房(2013/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 141p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863851252
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

目次

ひざまずく時
したたる翠
グッドモーニング、それから
指を入れてはいけない
群にまぎれて
抜いた歯
春戦争
率直な庭
草木をわけて
月の海神

著者等紹介

陣崎草子[ジンサキソウコ]
1977年大阪生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術科卒業。立体造形会社やデザイン会社に勤務後、23歳でイラストレーターとして独立。26歳で絵本作家をめざして上京。2007年、童画家武井武雄について調べていて穂村弘の短歌と出会い、衝撃を受けて作歌をはじめる。2008年よりダ・ヴィンチ誌の穂村弘連載「短歌ください」の絵を担当。同年、歌人集団「かばんの会」入会。2009年、小説『草の上で愛を』で第50回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぐうぐう

33
「ほどけゆくけむりをわけてあらわれる青魚わが喉を見ており」冒頭の一首から、ハッとさせられる。陣崎草子の歌は、人の油断を容赦なく突いてくる。上の句を、あえて全部ひらがなで表記しているのも、読む者の油断を誘っているのだ。私達がハッとさせられるのは、何も油断だけにあるのではない。彼女の歌が、世界の真理を形容しているように感じられるからだ。日常の、自然の、生活の、そんなありふれた描写の形を借りて。戦場の歌が多いのも、日本の日常から戦争を見透かす彼女の歌人としての能力ゆえに可能なのだ。(つづく)2017/09/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

29
陣崎草子 短歌 永遠の着水静けさの海へ衛星が散る日に落とす鍵(キィ) 朝の陽にうばわれてゆく爪たちを見送る湖底あれは幸い 晩夏、あの湖面に散っている爪のうすももいろの静けさを聴け 他人の水盗んできては全身に揉み込んでいる三日月の庭 野菜多く買ってなにやら安心しお茶飲んで正座しておれば虫 うだる夜の恋人の胸に滑らせるバターずいぶん海を見てない 春戦争いつまでもずっと開いてるぼくのノートに降りてこい、鳥 返歌 夏戦争すいか割りなり君の声こっちは嘘だ潮騒ゆらぎ2016/12/14

双海(ふたみ)

12
著者は絵本作家でもある。私の力不足が原因なのだが、難解だなぁと思いながら読み通した。「好きでしょ、蛇口。だって飛びでているとこが三つもあるし、光っているわ」2022/03/10

はち

11
新鋭短歌シリーズも後半。この歌集は非常にビジュアル的。俺の歌とは正反対だなぁ。作者は絵描きらしい。とてもカラフルな印象の歌集。2013/12/01

gelatin

10
★★★★(★) 児童文学というか絵本作家かと思っていたら歌人でもあった陣崎草子の歌集。自選句に入っているけど蛇口の短歌はあまりにも穂村的であり同人「かばんの会」的なのでひとまず置いといて、バターだの白磁の皿だのいかにも東直子セレクションなのも置いといて、そういうのを除いた中に(そういうのももちろんいいのですが)、あっさりと心に切り込んできてその素早さに血の一滴も出ないような、キレのいい歌がある。定型のものが好き。「軽く罪にぎって風の中をゆく さほどでもなき人生をゆく」2017/09/07

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