内容説明
新学習指導要領等の視点から、ソーシャルスキルトレーニング(SST)について再考し、通常の学級でも特別支援教育の支援方法が有効であることを探ります。子どもが困っていることや思い・願いを捉えます。楽しく身につくソーシャルスキルの指導プログラムの組み立てと筆者の教育実践から生まれたワークシートの活用を提案します。CD‐ROM収録のワークシートを使った39事例を取り上げ、学習指導要領と関連づけて解説します。111種のワークシートは、子どもの実態に合わせてアレンジ可能です。
目次
第1章 なぜ、今、ソーシャルスキルトレーニング(SST)なのか(小学校学習指導要領(平成29年告示)解説総則編より
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説特別の教科道徳編より
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説特別活動編より ほか)
第2章 ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは(自立活動の目標より;SSTの展開について;SSTを楽しく効果的に展開するために―子どもたちの視点に立って ほか)
第3章 ソーシャルスキルトレーニング(SST)ワークシート集(実態把握;スタート;学習態勢 ほか)
著者等紹介
齋藤忍[サイトウシノブ]
発達支援室ひだまり室長。公認心理士・特別支援教育士。福島県内の小学校にて、通常の学級、特別支援学級、通級指導教室を担当。福島県養護教育センター(現福島県特別支援教育センター)指導主事を務める。福島県三春町における取り組みを基に、『地域支援ネットワークに支えられた特別支援教育―ユニバーサルデザインの考えによる分かる・できる・楽しい授業づくり』(ジアース教育新社、2013年)を共著出版。第44回博報賞文部科学大臣奨励賞(特別支援教育部門)を受賞。十文字学園女子大学人間生活学部児童教育学科兼次世代教育推進機構特別支援教育センター准教授(2020年3月まで)を経て、2021年より「発達支援室ひだまり」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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