出版社内容情報
内容説明
メンタルヘルス対策は、職場で実行して初めてその意味があるのだから、職場の実情に合わせて必要な要素を取り入れ、現実的かつ効果的な対策をすればよい。本書では、わかりやすい表現で、メンタルヘルス対策に必要なポイントを解説。
目次
序章 メンタルヘルス対策の必要性
第1章 従業員がメンタルヘルス不調になる前に
第2章 メンタルヘルス不調の基礎知識
第3章 メンタルヘルス不調に気づくポイント
第4章 メンタルヘルス不調が疑わしいときの声かけ
第5章 面談での注意点
第6章 メンタルヘルス不調の原因と対策
第7章 受診後の対応について
第8章 休職から職場復帰までの流れと対応
第9章 人事労務担当者・管理職のケア
第10章 職場での難しい対応Q&A
著者等紹介
志野恭子[シノキョウコ]
CocokaraCareer(ココカラキャリア)代表。産業保健師・キャリアコンサルタント。1978年生まれ。東京都出身。看護師としてがん専門病院で勤務し、働き盛りの患者が病気で亡くなること、働けなくなって生活が一変してしまうことに衝撃を受けた。予防できる病気はできるだけ予防し、元気に働けるよう支援したいと考え、産業保健師として大手企業へ転職。従業員の健康を守り、メンタルヘルス不調の対応や予防、メンタルヘルスケア対策の構築に15年以上携わる。34歳で出産し、半年の育児休業を経て職場復帰するも、担務変更による慣れない業務と初めての子育てや、繰り返す自分の体調不良が重なり、動悸や食欲不振、睡眠障害の症状が現れる。まさか自分がメンタルヘルス不調になるとは想像もせず、最初は信じられない気持ちで内科を転々としたが、心療内科で適応障害と診断される。自らが経駿したことで、改めてメンタルヘルス不調者への支援のありかたについて考えるようになった。そして、それらの経験を活かし、メンタルヘルス不調者が多いといわれるIT企業や女性従業員が多くを占める企業で心と体の健康や、働き方支援を中心に人事労務担当者と協力して活動。特にメンタルヘルス不調、がん、育児、介護が原因でキャリアを諦め、能力を発揮できずに苦しむ従業員が多かったことから、それらに対応すべくキャリアコンサルタント資格を取得。現在は開業し、産業保健師およびキャリアコンサルタントとして、経営者、人事労務担当者や管理職と連携しながら働く人の健康支援をしている。また、健康管理、メンタルヘルス対策やハラスメント防止等、従業員・管理職向けのさまざまな企業向け研修等も実施。専門家の立場から、人材マネジメントに関わり、企業利益に貢献することを目指して活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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