出版社内容情報
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内容説明
昭和17年(1942年)2月、ダーウィン湾に係留していた連合軍七艦船を日本帝国海軍が爆撃して沈めた。爆撃後から17年も経ち、オーストラリア政府は、湾内の航行にも困り果て世界に呼び掛けて、引き揚げる技術がある国や企業を探した。結果、ダーウィンに来てくれたのが日の丸を掲げた青山丸に乗り組んだ日本人たち、藤田サルベージ社の120名だった。本書は、第二次世界大戦(太平洋戦争)後の、日本の復興に最も貢献した真の日本人、藤田サルベージ社長・藤田柳吾氏とその家族の生涯を、日本人の誇りとして紹介。
目次
序章 世界各地から鉄を持ち帰った男
第1章 オーストラリア・ダーウィン湾へ―太平洋戦争中、日本軍が沈めた艦船の引き揚げ
第2章 ダーウィン開港100年祭と日豪親善―父・柳吾が果たした和解と親善
第3章 藤田家の人々―両親の偉業と引き継いだ私の役目
第4章 藤田サルベージ大型船「剣山号」で戦闘機「紫電改」を引き揚げ―サルベージ業の真骨頂を貫く
第5章 シドニー・メルボルン・ダーウィンでの作業―父・柳吾から受け継いだもの そして、軍艦の引き揚げから学んだ酸素の重要性
おわりに 藤田サルベージとの出会いはダーウィンで立ち寄った図書館だった
著者等紹介
松平みな[マツダイラミナ]
オーストラリア在住。1987年4月オーストラリアへ移住。教鞭を執る傍ら、ボランティア活動に没頭。2017年1月「穣の一粒」が第32回愛媛出版文化賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちりとてhello
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